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0→X運用2ヶ月で界隈認知&収益化達成┃「コミュニティ参加+戦略」が最短最速かつ未来の正攻法!その知られざる真価とは…?┃X最新アルゴリズムについても解説【何者でもない人】


はじめに

自己紹介

佐海 翼(さかい つばさ)と申します。普段はSNS/WEBマーケティング事業などをする制作会社で、企業様のコンサルティングやコンテンツ制作、運用サポートなどを行なっています。その傍ら、自身のXアカウント(@sk_beastar)でXを中心としたソーシャルメディアやマーケティングに関する情報発信をしています。「LTX」というX情報コミュ二ティの公式ライター・モデレーター(運営)としても活動中。

 今回は要望も多かった「Xコミュニティ参加者の戦略」についてと、私がどのようにして界隈で認知度を高めてきたかなどを絡めて、順番に解説します!

1.自分が「何者」になれるかを考える。 【発信軸】

◾️幅広く網羅せず、ピンポイントかつ端的に決め打ちする

 まず、ゼロからアカウントを立ち上げる際に、真っ先に考えたことは、自身が「自分は何者であるか」を明確にすること。ここでいう「何者であるか」は、何に特化しているアカウントであるのか。伝わりやすさ、需要があるかどうかもポイントです。

まるでマッチングアプリのプロフィールみたいな浅く広い情報量になると、何について発信したいのか伝わりづらく、バックされやすいです。

発信軸は基本的に1つ〜2つ程度でピンポイントに絞り、その軸に興味がありそうな人が反応しそう、または感情移入しそうなテーマをサブで発信しましょう。広げるとしたら、認知度と影響力が十分に上がってからです。
まずは、「◯◯と言えばこの人」というポジションを獲得することを優先しましょう。

 私は、信頼できる明確なソースのある「誰も知らないXのリアルタイム情報」×「誰とも被らない深堀り考察」に特化した訴求を軸に設定し、マーケティングに関連した訴求などをXと絡めながら発信しています(時々ネタポスト)。
個人的に、近ごろはXの最新情報を発信するアカウントが急激に増えてきたので、今後はアカウントのテーマ自体も変化させていく予定です。

◾️発信軸を決める際の注意点

 大した実績も溜まってないうちから、何処から目線かわからないノウハウを語るアカウントにしたり、妙に伝わりづらい肩書きを生み出すのはナンセンスだと考えます。
情報発信系の場合は、身の丈に合っている、且つ努力で継続して価値提供できるテーマを選びましょう。テーマを絞ることで、インプット・アウトプットのクオリティも上がります。クリエイティブ中心な方は、クリエイティブで勝負し、打ち出しの戦略で差別化すると良いかと思います。

妙なオリジナリティは不要です。誰が見てもわかるシンプルさと、広げずにある程度ピンポイントであることが理想です。

2.掘り起こされるべき場所を決める。 【界隈】

 発信軸が定ったら、「どこで掘り起こされたいか」を決めました。これはどういうことかと言うと、自分はまだ誰にも見つかっていない宝です。最初に自分の存在を認知して、見つけ出してくれるのは誰だ?という話です。実はこの、界隈選びが何より大事だと考えています。

 通常、X運用発信アカウントといえば、いわゆるビジネス界隈にターゲティングを置き、絡みがちですが…… 

私のペルソナは「私」です。個人的に、Xというプラットフォームに純粋な興味があるため、Xが好きで研究している人たちとXの情報をシェアしたいと考えました。
また、ビジネス界隈はインフルエンサーが強すぎる上に、商品の販売実績などがないと相手にもされんと思われます。

そこで、あえてその界隈からは逸らし、X情報コミュニティ「LTX」と"Xオタクちゃん”の愛称で知られる、主催者「ロコテックさん」に目をつけました。

アカウント立ち上げ当時(2024年3月中旬に書き殴ったもの)

非常にわかりづらいラフだと思いますが、アカウント立ち上げ当初に書いたものです。まずは、壮大な計画を立てました。
アカウントを始めた3月中旬から1ヶ月後、4月にロコテックさんから認知されることを目標に、LTXに加入し、3月はLTXメンバーとの交流に軸を置きました。

3ヶ月〜半年後にはLTXメンバーをフォローしている影響力ある方々などからも認知され、
1年後にはその先の界隈外の人からも認知されるようになる、という筋書きです。

3月に行なった施策はシンプル。

  • 誰よりも早くXに関する有益情報をシェアする。

  • LTXメンバーのトークに混じる。

  • 「Xオタクちゃんオタク」というファンムーブ

結果として、突然現れた私をメンバーは迎えてくれたので、アカウント開設から2週間経たずしてロコテックさんには認知され、フォロワーは一気に増加。

その後は影響力のある方などからもフォローしていただけることで、じわじわと認知拡大をしています。

3.媒体と界隈について知る。 ※知らんと話にならん 【調査】

◾️情報収集の方法

 これは言わずもがなですが、活動するプラットフォームと、所属したい界隈の情報を叩き込みました。今回の場合は、Xというプラットフォームのアルゴリズムや最新情報。さらには、ロコテックさんにリプライしているLTXメンバーがどういった発信をしているのかなどをリサーチしました。

方法としては、リスト機能を使って、LTXメンバーのリストを作成。サブアカウントから通知もとって、日常でどのような会話をしているかも見て、コミュニティとしての雰囲気を掴みました。

Xについても、イーロンマスク氏を含めた海外のX運営陣や有名な運用者をリストにしてキャッチアップしました。

4.いきなり「売れよう」「目立とう」などと考えない。謎でいい。 【戦略設計①】

 新規アカウントを立ち上げる際、やはり「早く認知されたい」「一発バズりたい」「フォロワー数/リプライ数を増やしたい」など、誰しも思うものです。例外なく、私もそう思います。
ですが、後半の章でも解説するとおり、今のXの特徴をしっかり理解するほど、数値アップばかりを追って走ると詰みます。

 私は、ロコテックさんに認知された時点では、わずか80人フォロワーでした。しかも、アカウント作成から2週間経たず。いわゆる「アカウントパワー」など皆無です。へにゃへにゃのひよこです。

 この時、狙っていた点として、「何者なのかわからないがなんか凄い人が出てきた」と思われることです。
今でも、インフルエンサーの方がやっているスペース配信などを覗くと、名前を挙げてくれる方もちらほらいらっしゃるのですが、未だに「マジで何者?」みたいな反応をする方もいます。笑

よく、こんなに凄いんだぜ?っていうプロフィールを書くじゃないですか。横文字とか並べて。私はあえてそれをせず、ほぼ身元を伏せた状態で見る人が見たら引くくらい、Xを調べあげたポストばかりをしていました。

イメージは中古ショップでレアな品物を見つける時の感動みたいな。「凄い人見つけた!」って言われたかったんですよね。

 それが注目度が上がったキッカケだと思ってます。何者かわからない人ほど、知ってみたいと思うのが人ですから。

実は、私の勤める会社の代表は業界で有名なインフルエンサーだったりしますが、ご本人がネタにしてくださるまでは、その情報すらも公開していませんでした。笑

5.ムーブメントは「乗る」だけでなく、「創る」から。 【戦略設計②】

 よく「トレンド」に乗っかるというものはありますよね。Xの機能であるトレンドではなく、流行のフォーマットということですね。これは、すごく有効な手段だと考えます。

フォロワーさんが話題にするワードは関心度が高いですし、身内ネタであれ同じ「型」に乗っかることでエンゲージメントは起こりやすいです。

アルゴリズムの観点でも、ポストの型(改行とか逆に文字を詰め詰めにするとか)を同じ交流域の人と近いものにすると伸びやすいというものがあります。※諸説あり

 ですが、コミュニティの強みは【自分の存在は傍観者ではない】ということ。そのコミュニティ内でポジションを獲得するためには、積極的にコミュニティ内でのトレンドを生み出していくこと必要があります。

 
例えば、LTXは何かとノリのいいメンバーが多く、メンバー発信でトレンドも生まれやすいです。私も実は、コミュニティメンバーと交流し関係を深めるにあたり、いろいろと自分からトレンドを生み出していましたのでいくつか紹介します。

◾️AI音楽

 AI生成イラストを扱うメンバーが多いですが、AI音楽を扱うメンバーはいなかったことに着目し、AIを用いてアルゴリズムに関する音楽の投稿をしました。これをキッカケに1ヶ月近くメンバー内でAI音楽が流行り、言いたいことを音楽に乗せて発信するムーブが生まれました。(私は3本くらい作って良いところで離脱しました。笑)

問題のポストはこちら

◾️chatGPTs

 今は1日1回だけ無料開放された、chat GPTs。今後はGPTsを取り入れる人も増えるでしょうが、当時はメンバーで取り入れているメンバーがいなかったので、自分の知識とアルゴリズムのオープンソースコード、公式のヘルプセンターの情報などを取り込んだGPTsを作成し、メンバーに撒きました。のちに、LTXメンバーのマネハクさんなど独自のGPTsを作成するメンバーも現れました。

下記GPTsはプチ特典ということで、お好きにお使いください。

◾️コミュニティ毎日投稿

 これもれっきとしたムーブメントだと思っています。以前のLTXは回る頻度は多くて数日に1回程度でしたが、私が公式ライター就任後は毎日のようにXに関する最新情報やコラムをポスト。

徐々にコミュニティ全体のポスト数が増えていきましたが、火付になったのはその後。

コミュニティポストによって
インプレッションが爆増した結果…

コミュニティの仕様変更によりコミュニティ検索トップからの流入数がアップ。世界からアクセスされ、500万インプレッションを超えるポストを排出し、界隈で話題となりました。

※現在はコミュニティの仕様が変わり、コミュニティ検索は言語設定の国(私たちなら日本)への訴求になったので数百万レベルのインプレッションは出づらくなっています。

ある程度、エンゲージが伸びたポストは今でも検索トップにおすすめされやすく、インプレッションが伸びます。

このコミュニティポストにおけるインプレッション爆増する現象…「通称:インプレッションの暴走」は、エンゲージメント率を犠牲とするため、良くも悪くもではあります。

しかし、早い段階で今後のXコミュニティの可能性を察知し、早くから取り入れたことによって、前代未聞の経験をし、
"1000万インプの男"としてイジりネタとして昇華、一躍話題となりました。
※のちに、収益化条件も難なくクリアしてしまいました。笑

 コミュニティの毎日ポストを通して、ニュースライターのような立ち位置も実現し、最新情報=私といったようなイメージづけに成功しました。
これによって、最近では弟子を名乗る方も出てくるようになりました。はえ〜

7/1時点のアナリティクス(7日間集計)も
未だに元気炸裂です。笑

◾️ミーム

 元々はオフラインで始めたノリですが、いつの間にかX上でも鉄板に。顔出しNGなメンバーが多い中で、顔出ししていることをいいことに、メンバーへ著作権フリーと伝えることで、コラ画像・AI動画を大量に制作するムーブが発生。
LTXメンバーの
ふくぶんさんなどを中心に、私の動画や写真をつかったミームが盛り上がっています。

今も私自身でも素材を使ってコラを公開し、通常ポストとのギャップでエンゲージメントが起こっています。

問題のコラ動画

◾️考察する人

 私のアイコンにも用いている肩書き。これも、〜する人というイジりムーブが生まれる要因の一つとなっています。

そらこんなアイコンしてたらイジられますわね。

 堂々と身内ノリをして深められるのも、ある意味ではコミュニティの長所。で、これってコミュニティであるメリットは、関連性の深いメンバーで盛り上がるワケですから、単純に他の関連性の深いフォロワー外にも届くことです。

若干、4章と矛盾すること言いますが、コミュニティでは率先的に目立ちにいきましょう(不快に思われないようにね)。

狭いところにはガンガン刺さりにいきゃあいいんです。手を挙げんと誰も参加してるだけでは気付かれませんからね。

6.バズらんでいい。交流域を確立し、界隈認知を優先せよ。 【戦略設計③】

◾️アルゴリズムとコミュニティの関係性

アルゴリズムの流れの図

 まず、上記の図は、私が活動を始めたころのアルゴリズム(2024年3月〜4月時点)。後述しますが、アルゴリズムは当時から変化があるため、誤った認識が広まらないようにざっくりだけ触れます。

 ポストがおすすすめに載るためのフェーズは3つあります。

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