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ダンスにまつわる

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ダンス(主にコンテンポラリー・ダンス)に関するレビューやご案内をまとめます
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2023年6月の記事一覧

ダンスと生演奏による公演【音と動きがきらめくところ】取材・公演評ライター募集

 コロナ禍によって表現者も観客も交流も困難となり、孤立化が増し人のつながりが稀薄化したよ…

上念省三
1年前
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『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(27)お話の時間2/ビデオの時間

「ダンスの時間」レビュー Summer Festival 2008 第3週(1)  「お話の時間II」「ビデオの時…

上念省三
1年前
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『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(27)村上和司「じんあい(仮)」

 村上和司は今回はRED MANではなく、白いシャツに黒いズボンと、高校生のような出で立ちのソ…

上念省三
1年前
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『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(26)きたまり「娘道成寺」

 きたまりの「娘道成寺」は、アトリエ劇研で木ノ下歌舞伎の一プログラムだった初演を観て、力…

上念省三
1年前

『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(25)山田レイ「ありのままで~我が青春の1…

 山田レイもまた、2回目の出場。前回の昨年のSummer Festivalでは「芭蕉精」という謡曲に材を…

上念省三
1年前

『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(24)尾沢奈津子「LEAVE, 2」

 9月も半ばを過ぎたころ、神戸の栄町あたりにあるギャラリー開に行ったところ、ご主人から「ダ…

上念省三
1年前

『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(23)吉福敦子「クロノス/メビウス」

 吉福敦子は、「クロノス/メビウス」というタイトルからも想像できるように、時間をテーマとした作品だ。舞台中央に12枚の小さな鏡を円形に並べ、カミ手の天井から水を入れた傘袋を吊るし、針で穴を開け、金属のボウルで水滴を受ける。吉福は鏡の円の中心に立ち、そこから一歩も外に出ない。そういう意味で動かない。  序盤は上体もあまり動かない。腕や指で形を作ったりはするが、身体の軸は動かない。水滴がボウルに規則正しく当たる音が時を刻んでいるようで、円状の鏡は日時計のようなものなのか、するとそ

『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(21)お話の時間

 公演に先立って8月5日(火)に実施された「お話の時間」の簡単な記録です。  話題提供=古後…

上念省三
1年前

『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(20)佐藤玲緒奈「FLOWER」

 テキストに影響されて、動きは、そして舞台全体の空気はどうしてもシリアスでドラマティック…

上念省三
1年前
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『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(19)生田朗子/佐藤玲緒奈/サイトウマコト「…

 ブルトンの「ナジャ」をテキストに使った「RESONATE」は、2003年に「ダンスの時間」で初演、翌…

上念省三
1年前
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『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(18)東福寺弘奈「コンセント」

 サイトウマコトは、東福寺弘奈に新作を振り付け、佐藤玲緒奈(スロヴァキア国立バレエ団)の再…

上念省三
1年前
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『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(17)花沙/升田学「FASNACHT」

 クレジットとしては隅地単独の振付・構成・演出による「FASNACHT(ファスナハト)」(復活祭と…

上念省三
1年前
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『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(16)セレノグラフィカ/吉福敦子「『短編小説…

 16日からの2日間には、セレノグラフィカの2つの作品、サイトウマコトの3つの作品を観ること…

上念省三
1年前
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『ダンスの時間』サマーフェスティバル2008(15)中島GEN元治「Shoes」

 17日(日)の作品だが、福岡から初参加の中島GEN元治「Shoes」も、同様に男性のソロ作品。余計なことかもしれないが、中島もまた20年以上踊り続けている40代の「ベテラン」である。LOCK JAZZをオリジナルとするということだが、回転などの早い動きを急に止め(Lockする)、その落差と止めのポーズのかっこよさを身上とするJazzダンスのスタイルだそうだ。ジャニーズ系のアイドルのコンサートやミュージカルの振付もしているから、そういうかっこよさを思い出せば、おおよそのイメー