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フィンランド国立博物館|DAY64

今日はフィンランド国立博物館に行ってきた!
建物が思ってたのと違って入る前から「あれ、意外とちっちゃいな」ってなる(笑)

思ってたよりちっちゃくてかわいい感じの外観

フィンランドは地理的に西にスウェーデン、東にロシアという2つの大国に挟まれ、実際にその歴史の多くがこの両国の支配にあった国。その程度のことは理解していたんだけど、今日行ってもう少し詳しく見るうちに「あれ、でもそもそもいつからフィンランドって成立してたんだっけ?」っていうのがちょっと分からなくなっている(^^;)
フィンランドの"独立”っていうときは、1917年のロシア革命をきっかけにロシアから独立したタイミングを指すんだけど、地理的な場所としてのフィンランド(そもそも国という概念がまだない先史時代から)の歴史を今日たどってみて、最初からこの土地はスウェーデンとロシアの取り合いの対象だったみたいなので、そもそもロシアから独立したのは"独立”というより”誕生"じゃないんだっけ?ってなってます。。

先史時代から一気にキリスト教が流入した時代までジャンプする一方で、かなりスペースを割いて説明されてたのが「フィンランド語」の特殊性。フィンランド語はどの語族にも属さない特殊な言語って言われるけど、もともとフィンランド語には文字がなかったんだって。それが他のヨーロッパからキリスト教や文化が入ってくるタイミングで英語やドイツ語とも親和性が高い文字を使おうってことになって、アルファベットベースの文字が使われるようになったんだって(フィンランド語はアルファベット+ä/öを使う)。
これまで「フィンランド語は独自の言語って言うし、実際音や文法は特殊な気がするけど、文字はアルファベットじゃん〜」って思ってたけど、それは後から英語やドイツ語をまねてアルファベットを使ったからなんだね。

例えば同じ北欧のデンマークの国立博物館と比べたら圧倒的に史料とか宝物が少なくて、フィンランドは歴史が短い国なんだって言うことを実感した。もちろんキリスト教初めヨーロッパ文化の影響を受けてはいるけどその影響は他の北欧の国に比べたら少なくて、だからこそサウナとかムーミンとか、自然と隣り合わせで暮らしてきた生活の面影が残ってるんじゃないかなって思った。私は今のフィンランドのITや福祉制度はものすごく先進的ながらも、良い意味でそういう野生さが残っているところがすごく好きだから、今日の展示を見てそれが歴史的にもなるべくしてなったんじゃないかなって思えて、自分の思うフィンランドのイメージがちょっと裏付けられた感じがして嬉しかった^^
Moi!


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