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コペンハーゲン1日目|DAY39

今日から2泊3日でデンマークのコペンハーゲンに来ています!
今日1日だけでも情報量が多過ぎる(^^;)1m進むごとになんか見つけて興奮してたら一瞬で1日が終わってた笑

スケジュール概要(1日目)
7:10 寮発
8:15 ヘルシンキ空港着
9:40 搭乗(Norwegian Air)
10:50 コペンハーゲン空港(カストラップ)着(以下、現地時間*)
11:00- コペンハーゲン電車ツアー
12:30 ホテル着(荷物預け)
13:00- コペンハーゲン観光
・Superkilen Park
・Rosenborg Slot(ローゼンボー城)
・Denmark Design Museum
・Frederiks Kirke(フレデリック教会) 

*日本より7時間遅い=ヘルシンキより1時間遅い

おもちゃみたいなコペンハーゲン空港

まだヨーロッパに来て使ったことあるのはヘルシンキ空港だけなんだけど、国際線の空港っていうと清潔!スタイリッシュ!みたいなイメージがある。でも今日降りたら、コペンハーゲン空港はそのイメージと全然違ってびっくり。
まず空港の床が木材!降りてすぐ、なんか普通の空港と雰囲気が違うな〜って感じたのはたぶんこれが理由な気がする。スタイリッシュというより、あったかい雰囲気。
さらに進んでいくと、カフェや雑貨屋さん、Duty Freeなどなどたくさんのお店がずらり。そして何より、人がたくさんいる!!!羽田もヘルシンキも、これまでずっとガラガラな空港ばかり見てきたから、こんなに人で賑わってる空港がすごく新鮮に感じられた笑

木目調の床と、早速現れたLEGO!

デンマークのお土産屋さんがたくさんあったんだけど、デンマークの雑貨はクリスマスの飾りとかおもちゃの兵隊さんみたいな可愛らしいテイストが多いから、それが店先に並んでるだけで一気に空港感がゼロ(笑)空港に早速LEGOがあるのも余計に空港間を掻き消してくる〜。これに気を取られてたらうっかり搭乗口の方まで向かってて焦った(^^;)空港ってArrivalとDepartureの導線が完全に通路が分離されてるものだと思ってたんだけど、お店のあるエリアは両方の人向けみたいだったし、そこの作りもちょっと特殊(?)だな〜って思った。コペンハーゲン空港は乗降車数は多い割に規模自体は小さいし、中の雰囲気もこんな感じだから、コンパクトでかわいいおもちゃ箱みたい!

念願の電車巡り

ヘルシンキ、ストックホルムの電車に乗って、チケットの買い方・車両の設計・駅のデザイン…、進んだサービスとこだわりのデザインにとても感動したから、コペンハーゲンでも電車に乗るのをものすごく楽しみにしていた!
コペンハーゲンの公共交通機関である市バス・近郊列車・メトロはそれぞれ運営主体は違うんだけど、同じチケットで全て乗れる。チケットの仕組みもヘルシンキ・ストックホルムとほぼ同じで、DOTというアプリでゾーン・時間を指定してチケットを買うスタイル。私は空港からホテルまで20分くらい乗るためのチケットを買ったんだけど、それで36DKK(デンマーク・クローネ。約720円)だから、まあ安くはないよね。でも東京でも空港からの移動だったらモノレールや成田エクスプレスがそれなりに高いことを思えば、チケットの値段というより、中心部まで近くてアクセスしやすいな、っていう方が正確かも?

ヘルシンキのメトロはM1,2,3,4の4路線で、M3のシティリンゲンと呼ばれる環状メトロは2019年に開通、M4も拡張工事中と、メトロはまだまだ拡大の方向に向けて進んでいる。いかにコペンハーゲンが自家用車の使用を減らすために本気で取り組んでいるかがよく伝わってくる。

まだまだ拡張中のメトロ。M3ができたことでさらにメトロへのアクセスが容易になった。

私が特に感動したのはやっぱり1番新しいM3!既存の建物に影響を与えないために駅がすごく小さいんだけど(確か車両でいうと3車両くらい?)、その分デザインにものすごく趣向が凝らされている。地上から地下に降りていくエスカレーターはそれだけで見に行く価値があるくらいスタイリッシュでかっこいいし、「折り紙天井」って呼ばれる天井も、デザイン自体はもちろんそれのおかげで駅の中がすごく明るく感じられる!

駅とは思えないかっこ良さ!!
折り紙天井

コペンハーゲンのメトロは無人運転で、車両が小さい分3,4分と頻繁に電車が来るのも便利だなと思った。日本でも時間によってだいたい何分おきっていうのは決まってると思うけど、3,4分置きがデフォルトと言われるとやっぱり気持ち的には乗るのもより気軽に感じられる気がする。
あと個人的には地下鉄の駅の中にまで駐輪場があるのと(自転車については後述)、新聞が無料で置いてあったのが印象的でした笑

もう一つ乗ったのは、S-tog(エストー)と呼ばれる地上の近郊列車。これはそこまで日本の電車と違いを感じなかったかなあ。強いて言えば、車両にゴミ箱がある!くらい?笑

赤い列車が印象的〜国旗の色?

ただ、メトロからの乗り換えで思ったのは「分かりやすい」ということ。MからSに行けばよいわけだから、方向音痴の私でも迷いようがなくたどり着けた笑恐らくこれはそもそも路線数が少なくて乗り換え先自体が少ないっていうのもあるけど、メトロの車両が短いから駅の構造がシンプルで分かりやすくなってるおかげだと思う。日本の電車を思い返すと、長年使ってるはずなのに未だに新宿駅での乗り換え・待ち合わせは迷路だし、それ以外の駅も初めて乗ったら絶対目的地にたどり着ける気がしないなって考えると、外国人ならなおさら困難だろうなと思う。数を増やすことの便利さと、シンプルにすることの分かりやすさってバランスが難しいなあと実感しました。。

Nørrebroエリアへ

そして今回泊まるホテルのあるNørrebroと呼ばれるエリアへ。
正直思ってたコペンハーゲンとはだいぶ印象が違う。線路の高架下はものすごい落書きと漁られたゴミ箱から漂う匂いがかなり強烈だし、町を歩いていても至るところでゴミが散乱してる。正直治安が良いとはあんまり感じられないなと思った。

Nørrebro駅高架下。落書きとゴミが最初に視界に飛び込んでくる。

ただNørrebroは中央駅からはまあまあ離れた場所にあるから、ここだけでコペンハーゲンの印象を語るのは良くないけどね。でも今日中央駅の近くまで行ってもそこまで大きく印象は変わらなかったから、全体的に思っていた印象とは少し違うのかも。あとNørrebroでもう一つ感じたのは、イスラム圏の人がものすごく多いということ。町を歩いていたら半分以上はアジアや中東の人だし、今日よく分からずとりあえず入ってみたお店もイスラム料理のお店だった。アムステルダムとかもそうだけど、貿易港としてのバックグラウンドを持っているから民族的な多様性が豊かなのかな。あとは、ドイツと国境を接しているから、移民が多く入ってきているっていうのはある

お昼に食べたイスラム料理。FANTAのエキゾチック味(絵的にたぶんパッションフルーツ?)が合う!笑

自転車・自転車・自転車!!!

さっきも少し書いたけど、コペンハーゲンはいかに自家用車の使用を減らすかにものすごく尽力している都市の一つ。その実現のための一つが、自転車の使用を促進することで、そのためにほぼすべての道路に自転車専用道が設けられている。町中で借りられるシェアバイクのサービスもかなり色々ある。というわけで、市内をめぐるのに自転車を使わない手はない!と思い、今日はコペンハーゲン人になったつもりでレンタサイクルを借りてみた!

ちょうど先週Fiskarsでアプリを入れてたので同じのを使ってみた
ほとんど全ての道路がこんな感じで3レーンに分かれていて、歩道だけが1段高くなってる。
日本だと自転車専用道があっても、いわゆる歩道を歩行者と自転車に分けてることが多いけど、
コペンハーゲンでは自転車は完全に自動車扱いらしい。

ところが。。。コペンハーゲンのレンタサイクルは思っているほどかわいいもんじゃない。もはや戦場。慣れない観光客の私にとっては。まず自転車専用レーンからの降り方が分からない。地図を確かめながら進みたいのに、両側を歩道と車道に挟まれて、後ろからはどんどん次の自転車が来て、止まりたくても止まれない!!そのせいで今日は盛大に道を間違え、危うくホテルに帰れなくなるところだった。。。特に夕方のラッシュのタイミングはもはや「群れ」っていう表現がぴったり来るほどに自転車が混んでて、止まるも曲がるもできず流されるしかない状況に。。。

信号が赤になると一瞬で行列ができる!

曲がる時の手のサインもヘルシンキでは「そんなの必要ある?」って内心思ってたけど、ここではちゃんと意味をなしてる。一方で、借りようと思ってたシェアバイクがアプリ上ではあるはずなのになかったり、借りようと思ったら壊れてたり、駅前の駐輪数があまりにもすごくて景観的にはあまり良くなかったり、やっぱりこれだけの数の自転車が走ると問題も出てくるだろうなあという場面に出会ったのも事実。

コペンハーゲン中央駅前の自転車。景観的にはどうなんだろう?と思ってしまった。ここに置ける便利さを思えば気にならないのかも。

東京のようなメガシティでここまで自転車を走らせるのは難しいかも知れないけど、メトロといい自転車といい、モビリティについては色々と発見の多い1日でした。

デンマークのデザイン

最後はデンマークのデザインについて思ったこと。
ローゼンボー城という17世紀のお城に行って、内装や宝物の綺羅びやかさに魅了されてきた!ヨーロッパはもちろん、イランや中国からも職人を呼び寄せたりと、世界各国のいわゆる宝物がふんだんにあしらわれた室内。まさに「ヨーロッパ」と聞いて最初に思い浮かべるような雰囲気。スカンジナビアのシンプル・スタイリッシュなデザインとは雰囲気が違うな〜と感じた。

この凹凸感がめちゃくちゃ重厚感ある
これはオランダから取り寄せたコレクションらしい。なんともきらびやか。

でも、そのすぐ後に行ったDesign Museumで「デンマークのデザインって何なんだろう??」と考えさせられることに。というのも、そこでは逆に「スカンジナビア」(例えばIKEAとか)と聞いて最初に思いかべるようなシンプルでスタイリッシュなデザインのものがたくさん飾られていて、豪華な装飾とは程遠いものたちもたくさんあった。

モダンでシンプルな椅子。色使いといい形といい、さっきの写真とは正反対の印象!

デンマークがこういうデザインを取り入れるようになったのはフィンランドのアルヴァ・アアルト(まさにアールト大学の由緒たる建築家!)の影響が大きい、って書いてあったから、国というよりも時代によってデザインの雰囲気が大きく違うのかなあ。

自転車とわかりやすくてコンパクトな町の作りのおかげで、1日目にして結構色んな所に行けたしコペンハーゲンを生で感じられた!明日はもう少し中央駅周辺あたりを散策してみたいな〜!
Moi!









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