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幸せに導く思考法

前回の記事では、「幸せ回路を強化する!!」ということを書きましたが、今回は、その続きで「幸せに繋げる思考法」ということを書いていきます。

昨日のつぶやきで、「視点」というタイトルで次のようなことを述べています。

視点を変えれば見方が変わって気づきが生まれ、その気づきによって考え方を変えられる。ネガティブなことも視点を変えて捉え方を変えれば、ポジティブになる。ネガティブなことがあっても、それを様々な角度で見ることができれば前を向いて歩いていける。色々な視点を持てば人生をよりよくできる。

今日は、このことをより詳しく述べていきます。

下の2つの図は、視点を変えると見方が変わるということを説明しているもので、よく本などで紹介されていることです。


図1

この図を見ると、円がありその中心点に小さな点があると認識できます。

しかし、この円と小さな点の図1を横からみると、実は円錐形だったということが分かったりします。

図2

上から見れば、単なる円なのに、横から見れば円錐形だった。

あるいは、二次元の円も三次元で見ると立体に見える。

こういったことが、視点を変えれば認識が変わるということです。

こんな感じでいくつもの視点を持って物事を見ることができるようになると、ネガティブと思えるような出来事も、ポジティブに捉えられるようになっていったりします。

前回の記事では、ネガティブなことをぐるぐると考えてしまう構造について書きましたが、その構造を少し違った表現をするならば、怒りを感じるような出来事に対して怒りの気持ちで思考していたり、苛立つような出来事があったとき苛立ちの気持ちで思考していたりするから、思考のぐるぐるが起こってしまうと考えることができます。

この怒りは怒りで苛立ちは苛立ちでという思考は、図1の状態をそのままの形で見ているということであり、捉え方に変化を起こすことができないから、同じ考えをぐるぐるさせてしまうといっていいでしょう。

しかし、怒りを覚えるような出来事や苛立ちを感じるような出来事でも、視点を変えて違った見方ができるようになると、捉え方を変えられるようになるものです。

しかも、視点を変えて物事を見ることができるようになると、怒りや苛立ちといったネガティブな出来事も、自分の幸せに導いていける要素であるというポジティブな思考を使えるようになり、その結果、思考のぐるぐるを止めることができるようになっていきます。

これが、今回のタイトルの「幸せに導く思考法」です。

以前、何かの記事でこんなことが書かれていました。

ある男性が、仕事中にぼそっと「大変なことが起きないかな」といったそうです。

彼がなぜそういったかというと、大変と感じることが起きたとき、それをクリアできたら自分を成長させることができるからだそうです。

つまり、大変なことは彼にとって自分自身を成長させる材料だったりするのです。

おそらく、そう述べた彼は仕事でたくさんの困難を乗り越えることができたから自分が成長することができて、いろんなことができるようになったという認識を持っていたのだと思います。

そういったことから、大変と思えるようなことが起これば、新たに自分を成長させることができると思って、そうつぶやいたのだと思います。

そんな彼も当初は困難なことが起こったときは、辛い思いをしていたのかもしれません。

しかし、そういった数々の困難を乗り越えていって、ある時に、自分でできることが増えていたことに気づいたのだと思います。

そういった気づきがあったからこそ、大変なことが彼にとってはポジティブな対象として見ることができるようになったといっていいいでしょう。

大変と感じることを大変と思って対処することは、ひとつの視点だけで物事を見ていることになります。

しかし、大変と思えることも自身の成長という視点で見ることができれば、前向きに対処できるようになったりします。

彼は、困難と思えるようなことがあったから自分は成長できたという気づきを得たために、考え方を変えることができるようになったのです。

気づきは、人の視点を変える力になるものであり、たくさんの視点で物事を見ることができるようになればなるほど、人は前を向いて歩んでいけるようになるものです。

次の話は、ある動画で語られていた話です。

ある方が、物が散乱しているいわゆる「汚家(オタク)」の持ち主をどう思いますか、と尋ねます。

すると、ほとんどの人がその汚家の持ち主に対して否定的な意見を述べました。

しかし、汚家の持ち主は幼い頃から自分の意見を聞いて貰えす親の指示に従って生きてきたため、その親が亡くなってしまってからは、自分の判断で行動できなくなってしまい、物をどう処分していいか分からなくなったから、家に物が散乱するようになったんです、という事実を伝えたところ、その話を聞いた人は、汚家の持ち主に対しての印象が変わり、好意的な意見を持てるようになったそうです。

汚家の持ち主というひとつの視点だけだと否定的な認識をする一方で、なぜそうなったかというもうひとつの視点を得ることができると、考え方を変えることができるようになったりします。

しかも、そういった人の対して、ひとつの視点だけでその人に対応するのと、2つの視点を持ってその人を対応するのでは、その仕方が変わってくるものです。

ひとつの視点だけで対応した場合は、もしかすると抗議するということをするかもしれません。

しかし、2つ目の視点を持って対応するのであれば抗議するのではなく、片付け専門の会社を教えてあげるとか、あるいは心理的なカウンセラーさんを紹介してみるといった提案もできるでしょう。

汚家の持ち主に抗議するというやり方は、ネガティブをネガティブで対処する方法ですが、片付け専門の会社を紹介したり、心理カウンセラーを紹介するということは、ネガティブをポジティブで対応することになります。

こういった感じで、物事をいろんな角度で見ることができるようになると、考え方を変えることができるようになって、ネガティブなことでもポジティブな意識で向かい合えるようになったりします。

こういったことから、どんな出来事があったとしても、意図して違った角度で見てみようとすることができると、より前向きな気持で行動できるようになっていくものです。

もちろん、ネガティブなことがあってそれを様々な形で眺めてみても、なかなか前向きな気持ちになることができなかったりします。

しかし、それでも諦めずに時間を掛けて様々な角度から物事を見ようとして行けば必ずポジティブな見方ができるようになります。

そういった多角的な視点が、物事をポジティブに導いていきます。

このためネガティブに思えるようなことであっても、それが起こった原因を調べ上げていくと、必ず何かしらの気づきを得ることができるようになって考え方を変えられるようになるものであり、そうやって考え方を変えることができると、前向きに歩んでいけるようになっていくものです。

「将来のことは予測できるものではなく、幸せなことが不幸に不幸なことが幸せに転じることもあるので物事に一喜一憂しない、右往左往しない」という意味の「人間万事塞翁が馬」という格言は、こういったことを言い表しているといってもいいでしょう。

しかも物事に一喜一憂せずに、いろんな角度から物事を見ることができれば、人間は万事上手くいくようになっていきます。

心理学者のアドラーは「変えられない過去の事象の原因を考えていくことよりも、目指すべき本来の目的に焦点を当てて物事を考えていこう」といった目的論を唱えていますが、このことは過去の出来事を感じたままに見るのではなく、それをどうすればよりよくすることができるかという視点で見てみましょう、といっているといっていいでしょう。

ネガティブなことをネガティブな視点で見るのではなく、意図してポジティブな側面で見てみようとするとポジティブな答えを見出していけるようになるものです。

このため、どんなことでもポジティブな視点で物事を見てみようという意識を普段から持つことができるようになると、自分が抱いた感情とはまた違った思いを抱けるようになるものです。

そうやって、ネガティブに思えるようなことでも、意図を持っていろんな視点で見ることができるようになれば、考え方を変えることができ、その結果、気分が楽になって前向きに歩んでいけるようになっていくものです。

なので、たくさんの視点を持つことができれば、我々は楽に生きていけるようになるものです。

我々の魂は成長することを目的として、このコントラストの強い三次元世界である地球にやってきているといわれています。

魂の成長をさせるためには何が必要かというと、ネガティブと思えるような出来事が欠かせないのです。

このため魂の視点でみるならば、ネガティブな出来事は魂を成長させることができる喜びの対象でもあるわけです。

そこで、あえて自我の視点から離れてみて、魂の視点で物事を見ることができるようになると、どんなことでもその対象が喜びに変えることができるのです。

そして、我々がどんなことでも「喜び」の気持ちで対処できるようになると、目の前に起こる現象のすべてが喜びへと変容していきます。

過去の出来事は変えられませんが、その出来事をどう捉えるかは変えることができます。

過去の出来事の捉え方を変えて、少しでも軽い気持ちになることができれば、人はますます前に進んで行けるようになるものであり、そうやって気楽に歩んでいけるようになると、目の前に現れる現象も明るく楽しいものになっていくものです。

すべての現象の原因は自分の考え方・捉え方にあるものであり、考え方・捉え方を軽くすることができれば、現象も軽い現象が起こってくるものです。

もちろん、世の中では大変と思われるような出来事が起こったりするものです。

しかし、そういったことも自分の考え方・捉え方を上手にアレンジできるようになれば、難なく乗り越えていけるようになるでしょう。

そういった状態になるためにも、普段からいろんな角度から見てみる習慣を身に付けておくといいかもしれません。

特に、ネガティブと感じるような出来事には、いくつもの角度から眺めて見るといいでしょう。

そうすれば自分の考え方・捉え方次第で、自分を幸せに導いていくことができるようになります。

多角的に物事を見ることができると、必ずポジティブな答えを見つけられるようになるものです。

そのためにも考え方・捉え方を柔軟にさせていく。

それが自分を幸せに導いていく方法といっていいでしょう。

我々、一人ひとりが柔軟な考え方ができるようになれば、この社会そのものが柔軟になって軽くなっていきます。

そして、社会が柔軟に軽くなれば、社会の構造が変わっていくものです。

軽くなった状態で物事を見るということは、もうひとつ上の次元で物事を見られるようになるということです。

2次元を3次元に、3次元を4次元の視点で見ることができるようになる。

こういった現象が今、世の中に起こっているといっていいでしょう。

ネガティブに思えるような社会的な現象は、我々の成長のために起こっています。

そう思えることができるとき、我々は一つ上の次元で生きていけるようになります。

目の前の出来事を平面的に見るのではなく、多角的に見ることができるようになれば、我々の意識の次元を上昇させることができるようになるでしょう。

次元を上げて生きること、これが我々の魂の願いでもあるのです。

それができる時代が、我々の意識次第で達成できるようになるのです。




 

 「情熱の薔薇」
 詩 甲本ヒロト 

 永遠なのか本当か
 時の流れは続くのか
 いつまでたっても変わらない
 そんな物あるだろうか

 見て来たも物や聞いた事
 いままで覚えた全部
 でたらめだったら面白い
 そんな気持ちわかるでしょう

 答えはきっと奥の方
 心のずっと奥の方
 涙はここからやってくる
 心のずっと奥の方

 涙はそこからやって来る
 心のずっと奥の方

 なるべく小さな幸せと
 なるべく小さな不幸せ
 なるべくいっぱい集めよう
 そんな気持ちわかるでしょう

 答えはきっと奥の方
 心のずっと奥の方
 涙はここからやってくる
 心のずっと奥の方

 涙はそこからやって来る
 心のずっと奥の方

 情熱の真っ赤な薔薇を胸に咲かせよう

 花瓶に水を上げましょう
 心のずっと奥の方



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