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21世紀の宮沢賢治【なぜ宮沢賢治は岩手から生まれたのか?(12)終】[#30]

 21世紀初めの現代もグローバル化の恩恵を受け、国境がない世界であるかのように、私たちの住む岩手と世界はインターネットや消費を通じて密接につながっています。一方で、ウクライナ情勢や多発する自然災害、元総理大臣の銃撃事件など、賢治が生きた時代を連想させるような暗い出来事も起きています。賢治の作品が今なお私たちの心に響くのは、作品の持つ普遍性だけではなく、二つの時代が似た時代であるためなのでしょうか。もし、現代の岩手に生きる私たちが、賢治と、賢治を生み出した時代の岩手をもっと深く理解することができたなら、これからの100年、200年も輝き続ける、21世紀の新しい「宮沢賢治」が岩手から生まれるヒントを見つけることができるのかもしれないと思っています。

2022(令和4)年10月22日(土)

(了)

【写真は、岩手の空】

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