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アメリカの詩人エミリィ・ディキンスン【なぜ宮沢賢治は岩手から生まれたのか?(9)】[#27]

 アメリカの詩人エミリィ・ディキンスンについても簡単に触れたいと思います。
 エミリィは、内村鑑三が留学したアメリカ・アマーストの女性詩人です。アマーストはアメリカのニューイングランドと呼ばれる地方の小さな町で、エミリィは裕福な家庭に生まれ、賢治が生まれる十年前に亡くなりました。2020年にノーベル文学賞を受賞したルイーズ・グリュックの受賞理由が、「エミリィ・ディキンスンに似ている」ことと評価されるなど、今なお輝いています。
 エミリィは、ある時期から自らの創作活動に没頭しながらも、生前はほとんど作品を発表せずに死後に高い評価を得たことや、宗教や科学に関心を持ちながら独特な表現を用いて独自の世界を築いたこと、戦争(南北戦争)が作品に大きな影響を与えたと思われることなど、賢治と似た部分があります。

2022(令和4)年10月19日(水)

(続く)

【写真は、エミリィ・ディキンスン】

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