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岩手の賢治?賢治の岩手?(2)【宮沢賢治の風景と、新渡戸稲造・原敬・佐藤昌介達の時代(16)】[#46]

 「岩手人が「宮沢賢治」を過小評価している」と言ったものの、岩手を旅行した人や、岩手に住む人からは、
「いやいや、岩手は宮沢賢治だらけじゃないか」
と、言われそうな気もします。

 確かに、盛岡から北に走る鉄道の名は「いわて銀河鉄道」で、かつて盛岡の西にあった屋内レジャープールの名は「けんじワールド」。その他にも「イーハトーブ」や「銀河」を中心に、賢治ゆかりの名前が乱立している岩手は、「県民全員、賢治好き」であるかのように見えます。

 その一方で、岩手県外から来た熱狂的な賢治ファンや、賢治好きが高じて岩手に移住までしてしまう人達を見ると
「なぜ???」
と頭の中が「?」でいっぱいになる岩手の「原住民」は少なくありません。
 岩手県外で出会った賢治ファンにつかまり、賢治の素晴らしさを熱弁されるのに苦笑しながら付き合った経験を持つ岩手出身者も、多いのではないでしょうか。

2022(令和4)年11月7日(月)

(続く)

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