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原敬の命日に想う(1)【宮沢賢治の風景と、新渡戸稲造・原敬・佐藤昌介達の時代(13)】[#43]

 今日は、原敬が東京駅で亡くなった1921年11月4日から101年目となる命日です。総理大臣在職中の暗殺によるものでした。
 本来は、南部藩のエリートとして成長するはずだった原ですが、少年時代の南部藩の戊辰戦争の敗北により、その人生が大きく狂い始めたはずです。しかし、亡くなった時の原は総理大臣の職にあり、盛岡で平穏に暮らしていたとしたら、恐らくたどり着くことがなかった地位まで登り詰めました。しかも、総理となる以前から、原は長い間、日本の政治の中心で実力者として君臨し続けていました。
 原の年表をたどると、そのスタートの苦難とゴールの華やかさに、やや信じられない想いになります。

2022(令和4)年11月4日(金)

(続く)

【参考資料】
「原敬-「平民宰相」の虚像と実像」 清水 唯一朗 中央公論新社 2021年
「国萌ゆる 小説 原敬」平谷 美樹 実業之日本社 2021年
「本懐・宰相原敬―原敬日記をひもとく」木村 幸治 熊谷印刷出版部 2008年
「原敬と新渡戸稲造: 戊辰戦争敗北をバネにした男たち」 佐藤 竜一 現代書館 2016年

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