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人生のすべてである対人関係

すべての悩みは対人関係である。それがアドラーの考えだそうだ。そして対人関係の課題を人生のタスクとし、それを乗り越えることが必要だと。そんな対人関係であろうとも人生の在り方を決めたのが自分自身である限り、解決するのは自身の勇気で帰ることである…と

著者: 岸見 一郎 , 古賀 史健

以下、2夜目の話のメモ

すべての悩みは対人関係

なぜ自分のことが嫌いなのか

なぜ自分を嫌うのか
自分を嫌うことを決心している
対人関係を避けるために自分を嫌い、他人も自分を嫌うように仕向けてきた

劣等感は主観的な思い込み

劣等感:自分にはこの程度の価値しかないと決めること

例:身長が小さいという悩み
大柄で屈強な男は頼りがいがある
だが、身長が小さいことで
相手を寛がせることができるという特徴を持っている。
小柄であること 価値がある 価値の転換

小さい身長は劣等生ではなかった。
どのような意味づけを行うかによって決まる

主観的な解釈によって劣等生を持ってしまう。
主観は自分で見方を変えることができる。(ライフスタイルを変えることができる

言い訳としての対人コンプレックス

劣等感それ自体に問題があるわけではない。
優越性の追求 理想の自分を追及すること
これは人としての普遍的な欲求である(科学の進歩も優越性の追求の結果

優越性も劣等感も成長の促進剤となる。現状に満足せず1歩でも前に進もうとすること
何もしないうちから諦めてしまう人、これは劣等感コンプレックスであり、劣等感の強い人ではない

学歴が低いから成功できない、器量がないから結婚できない
AだからBできないのように言い訳に使っている場合は列島コンプレックスとなる
見かけの因果律という

成功したくないという思いがある
それは
一歩前に踏み出すのが怖い、現実的な努力をしたくない、現在の楽しいことを制限したくない
という目的があるため

自慢する人はコンプレックスを持っている

AだからBできない
逆にAがなければ私はBできる
欠如した部分をどう穴埋めするか
勉学、仕事を頑張るは良い作業となる

劣等コンプレックスの発展、優越コンプレックス
本当の私は優れていると思うこと

権威付け

私と権威を結び付けることで私は優れていると思うこと
有名な人と知人であるや高価な指輪を10本すべてにする人
また、過去の優れて成果を自慢すること 劣等感を感じているから自慢する。
劣等コンプレックス、優越コンプレックスは地続き

不幸自慢も優越コンプレックス
不幸であることで人より上に建とうとする人
自らの不幸を武器に人を支配しようとする
赤ん坊は弱さで大人たちを支配するが弱さゆえに支配されない

人生は他者との競争ではない

より優れた自分であろうとする優越性は認めている
優越性は他者を蹴落としてでも上に行こうとするイメージを持つが違う
地平線に全員が横一列になっていること
自らの足を一歩前に進めるためのに使う
同じではないけれど対等
人に上下脳別はない

例え
 知識や経験の量から大人と子供とでは違いがある
 けど対等である
 大人扱い、子ども扱いするのではなく「人間」扱いすること
今の自分よりも前に進むことを選ぶ

自分が自分であろうとするとき競争は必ず邪魔をする

対人関係の軸に競争があると人は対人関係の悩み、不幸から逃れられない。
勝者と敗者がうまれると
世界は敵だけになってしまう

他者はそこまで自分を見ているだろうか?
「お前の顔を気にしているのお前だけだよ」

競争の軸で考えない場合は、他人が仲間になる

権力争いから復讐へ

タイムマシーンに乗ることも時計の針を巻き戻すこともできない、過去の経験にどんな意味を付けるかは今の自分の課題

戦うことそのもの、戦って自身の力を示したい、屈服させたい
親を困らせるために行動を行う 復讐
対人関係による復讐まで行ってしまっては当事者同士の解決は不可能

非を認めることは負けではない

リアクションを返さない
怒りを頼りにコミュニケーションをしてしまう
いくら自分が正しいと思えてもそれを理由に人を非難してはいけない
自分が正しいと思った時点ですでに対人関係の在り方になってしまう。勝ち負けを争ってしまう
勝ち負けにこだわると正しい選択をとれなくなる

直面する人生のタスクをどう乗り越えるか

行動面の目標
 自立すること 社会と調和すること
心理面の目標
 私には能力があるという意識 人々は私の仲間という意識

対人関係の距離と深さ
仕事のタスク
 仕事を行う際には必ず他者と関わる
 成果という共通の目的に対して協力する
 職場を変えればすぐ他人という関係になる

交友のタスク
 友達を必要としない人
 友達の数ではなく、距離と深さ
 自身が変わる

愛のタスク
 恋愛関係
 友達では許せたけど、恋人では許せないことが増える
 恋人が幸せであるならばそれを喜べる関係であること
 この人と一緒にいれば自由に表現できる
 束縛とは不信感からなる
 対等の人格として扱わなければならない

 親子関係
 頑強な鎖で作られた関係
 向かい合うことが重要で立ち止まってはいけない

人生のウソからにげるな

Aさんを嫌うために嫌なとことを見つける
対人関係のタスクを回避するために他人の嫌なところを見つける 敵と思うことで逃げている
他者や環境のせいにして逃げている

人生のタスク回避し、逃げていたとしてもをクリアするための勇気

所有の心理学から使用の心理学へ

アドラー心理学は勇気の心理学であり、使用の心理学である

感想

話の内容的にまだ続きが必要なため、ここで縊るのはちょっと中途半端だったなと思う。章の区切りではあるからことできるけど
この章では人が思う問題とはすべてが対人関係に起因しているというのを説明している、いろんなたとえ話を通して
メモ内ではたとえ話は書かなかったりするため短くなっているがいろいろ出ていたよ。
そして、改めて聞いてみるとたとえ話などが間にあることで聞きやすい、読みやすいけど重要な部分やワードが抜けてしまうんだろうなと思った。まとめ直して気付けたのは良い気付きだった。


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