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2024.04読んだ本

引き続き今月も記録していきます。
今月は何冊読めるかな〜
今月は、7冊読みました!早速半減!ww


自分の小さな「箱」から脱出する方法-アービンジャー・インスティチュート

確かに、私は自己欺瞞という「箱」に入っていると思う。自分を正当化するために、必要以上に他者を攻撃し、自分を守ろうとする。そういうことが、よくある気がする。そうならないために、まずは自分の気持ちに背くことを辞める必要があるという。自分の気持ちに嘘をつくことなく、自分の気持ちを優先してあげる。そうすれば、自分の気持ちに嘘をつくことがなくなって、相手を必要以上に避難したり、自分を守ろうとしたりしなくて済む。

エーリッヒ・フロム-岸見一郎

自宅にある本をもう一度読んでみた。前回の方がより理解できたような気がする。もう一度また読みたい。今回はあまり集中ができなかった。

君が手にするはずだった黄金について-小川哲

本屋さんに行くたびに目にしていたので購入。朝井リョウが帯コメントをしているのも大きかったかも。

本の内容とは違うけど、この本の中に出てくる「2011年3月10日は何していた?」という話、興味深かった。もちろん、3月11日にあったことは絶対忘れない。だけど、次の日に大地震がくると知らなかった3月10日、何していたのだろうと考えてみても、全然思い出せない。

3月9日のことは覚えている。あの日は公立高校の試験の日で、ちょうど社会かなんかを解いているときに、震度5弱くらいの揺れが起きた。東北はもともと揺れが多い地域だったけど、震度5弱という揺れはあまり経験したことがなかったし、ましては一世一代の試験の日だったこともあり、すごく動揺してしまった。揺れがおさまった後、「このまま試験を続けます」というアナウンスが流れ、周りの知らない人たちは黙々と試験に戻っていった。一方で私はすごく動揺してしまって、試験に打ち込むことができず、保健室へ。保健室で少し時間を取った後、試験の続きを受けた。あの日のことは、よく覚えている。

多分、3月10日は結果がどうであれ受験の重圧から解放されて、有意義に過ごしていたんじゃないだろうか。覚えていないけど。3月11日は卒業式の予定だったし、きっと学校も早く終わって、友達と遊んでいたんじゃないかなあ。覚えていないけどね。

死ぬまで生きる日記-土門蘭

桜林直子さんと土門蘭さんの交換日記をおさめた「そもそも交換日記」を読んでいて、土門蘭さんのことが気になったので図書館で借りた。

「そもそも交換日記」では描かれていなかった、土門蘭さんの「毎日死にたいと思っている」という気持ちについて、カウンセラーさんとの対話を通じて変化する日々を描いている。

私はあまり死にたいと思わない方だし、幼少期の記憶を引きずって生きているわけではないから、彼女の「毎日死にたいと思って生きている」というのはあまり理解できない。だけど、そういう人もいるんだろうというのは理解できる。

適応障害になったとき、自分の気持ちがわからなくなってしまったことがある。自分の感じる気持ちや感情、生まれてくる全てを自分で否定してしまって、いつの間にか適応障害になっていた。あのとき、この本に出てくる「マザーリング」や「認知行動療法」を知らなかったけど、自分で行っていた。何か本を読んだわけじゃなかったけど、自分と向き合い続けて、どうにかこうにかやってきた。それは正しかったんだな、とこの本を読んで思った。

書く仕事がしたい-佐藤友美

ライターとして活動をし始めて、約4年ほど。ほぼ書いていない時期もあるけれど、なんだかんだで続けてきた。文章を書くことを仕事にしていると、定期的に「私なんてライターに向いていない」「もう書きたくない」といった病み期がやってくる。そんなときに購入した本。

久しぶりに読み直してみて強く共感したのは、「編集の方との密なコミュニケーションがあると書きやすい」ということ。最近お世話になっているウェブサイトの編集長は、やり取りが密で、すぐに連絡が取れる。「一人で書いている」「ひとりぼっち」という感覚がまるでなく、「記事を一緒に作っている」という意識で、原稿に取り組めるようになった。逆に、私が「ひとりぼっち」で書いていると思い込んでいるだけで、連絡をすれば親身になってくれる編集の方もいるだろう。そういった”もしかしたら”に気付けたのも、この本を読んでよかったことの一つ。

「痛いにも、いろんな種類があるでしょ。全部を同じ『痛い』で表現しない方がいい」
-p326

自分とか、ないから-しんめいP

やたらとTwitterのタイムラインに出てくるもんだから。魅力的なタイトルと、かわいい背表紙。ちょうど「武器になる哲学」など思想についての本を読んでいたこともあって、気になって買ってみました。

哲学って難しいのよ。理解するのがめちゃくちゃ大変で、読みたいけど読み進められない。あれ、何について書いてあるんだっけ…みたいなことがよく起こる。

一方でこちらの本は、作者の方がクソわかりやすく(褒め言葉)噛み砕いてくれているので、届いてからものの数時間で読めました。すごい。

インドとかチベットとかに行くと、仏教の色彩の美しいことよ。日本の侘び寂びとは対照的に、赤とか青とか黄色とかめちゃくちゃカラフルな色をふんだんに使ってお寺を作っているから、すごく綺麗。そういったこともあって、仏教については割と親近感があるのだけど、詳しいことは全然知らなくて。夫が密教に詳しいけど、ぶっちゃけ私はほとんど理解していないんだよね。だけどこの本を読んで、「なるほどな、そういうことね。ほうほう」とざっとだけどわかったような気がする。

2018年に新卒で入った会社を、2020年の2月に辞めた。適応障害で。それから、アルバイトとかライターをしてなんとか生きてきたのだけど。

この本を読んで思ったのは、私、会社員に憧れているんだなあということ。適応障害になって挫折したのよね、結局。「ああ、私って何にもできないんだ」「仕事もできない人間なんだ」「もうだめだ」って、割とどん底にいて。だから会社員になれなかった私が、会社員にならない努力をして、今なんとか生計を立てているというか。結局、会社員になれない私を認められなかったのかもしれない。だからどっか、いつも会社で働く友人たちをみて、「私にもできる仕事があるのかもしれない…」「いやでも、資本主義に取り込まれたくないな…」みたいなことを考えている。結局退職してからは会社員になっていないのだけど。

武器になる哲学-山口周

なんでだろう、この本を購入した理由を忘れてしまった。とはいえ、50にわたる哲学についてまるッと読むことができたのはよかった。山口さんってわかりやすく書いてくれるのね。初めて読んだけど、面白かった。内容については割愛。時間をかけて読み過ぎた。


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