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前後際断

友人から「前後際断」という言葉を伝えられた朝

少し自分の過去を振り返り
今を見て
将来を考えた

人生は流れる雲のように

一定もせず
穏やかに
あるときは沸き上がり、雷を落としつつ
そこにとどまることもなく過ぎていく

今この瞬間すら過去になって流れ行く人生

私はどう生きていきたいのか

試行錯誤しつつ
がむしゃらに自分なりに真面目に誠実に生き

それでも
ほぼすべての大事なものを失い
絶望し

とにかく今日だけ
1日だけ生きよう
と毎朝決めて

死にたい気持ちと生きたい気持ちと往き来しつつ
過ごした6年

とりあえず深呼吸できる余裕がでて来たような気がする

佐世保の九十九島を見下ろす丘で深呼吸

ようやく
将来の目標をきっちりたてずに
曖昧な緩やかな希望を持って過ごせるようになり

そのための準備をちょっとずつしていく

来年春まではゆっくりゆっくり色々身の回りを整理しながら
勉強を継続していく

そんな生き方が今の私には良いように思えるようになった

行きつけのジムで知り合った、母と同じ年のおばあちゃまから
「あなたはまだ若い。うちの娘は還暦だけど資格試験何回も落ちながらチャレンジしてるよ。まだまだよ。いまのうちしっかり勉強おやりなさい」
といわれ、

もし母が口がきけるなら同じように言うだろうし
また、亡き娘も
生きていたら背中を押してくれたと思うと
ちょっと勇気をもらえたようで

もう少し資格の勉強も続けてみようかとも思う

過去や未来ではなく
今を生きていくこと

その今という点が繋がって
私という人生が流れていく

きっとそれでいいのだと
そのままでいいのだと
神様も
祖父母も両親も娘も
にっこり笑ってくれそうだ

1人しかいない子を失った私の気持ちが一番わかるのは
マリア様だとシスターに言われて以来
マリア様が好きになったプロテスタントの私です



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