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今がとてもつらくても、ちょっとだけ堪えたらきっと大丈夫。

今、すごく悲しい事があって、
立ち直れないかもしれないと思っている人へ。
私は三ヶ月だけガマンしなさいと言いたい。
(途中略)
三ヶ月後のカレンダーの日付にまるをつけて、そこを目標に。
それだけを考えて生きていくと、いざ三ヶ月たって、
まるの日になった時に、いつのまにかまた笑ったり、
夢をもったりしている自分に気づくと思う。
三ヶ月のガマンだ。

銀色夏生「今を生きやすく つれづれノート言葉集」
角川文庫 P47

先日、お風呂の中で読むために持ち込んだ本。
ぱらぱらっとめくって開いたページがここだった。
この言葉、以前も同じようなページの選び方で選んだことがある。
当時の私は、本当にどん底で、つらくて、もうどうしたらよいのか悩み、迷っていた時期だった。

そんな時に私の目に飛び込んできたこの言葉。
もちろん、手帳の三ヶ月先の日付に「まる」をつけたのだ。

三ヶ月後の私はどうしているだろう?
何をしているだろう?
今の状況を抜け出す事はできているだろうか?
日々の充実度はどうだろう?

クエスチョンマークだらけだった当時。
先のことはあまり見えていなかったけれど、私がここで行動を起こさなかったら、三か月後は笑えていないだろうと直感したので、その時のベストであろう決断をした。

あれから約5か月が経って今思うこと。

人生、うまくいく時はうまくいくのだけれど、どんなに頑張っても前にすすめない時は、無理をしなくてよいのだということに気づいた。逆に、話が進むときはとんとん拍子に進むので、導かれている感覚になるから。

上手くいかない時は、焦りからいろんなことに手を出しちゃうけれど、それは正解でもなんでもない。全て上手くいかなくて苦しいこともあったけれど、当時の私に起きた話の流れは、起こるべくして起きた出来事だったのだと思えるようになった。

一旦立ち止まって振り返り、今後どうしていくかを考えるんだ。
突き進むだけではうまくいかないこともある。
時には苦しい決断も必要かもしれないけれど、決して無駄にはならないから。

ちょっと先の未来は、きっとよくなっているはずだ!と信じたから、あの時決断することができたんだ。

さて、その後どうなったかというと……
手帳をパラパラとめくっていた時、マンスリー欄に書かれていた○印が気になった。

あれ?なんだろうこの○印は?
誰かと約束していたっけ?

つまり、三ヶ月も経つ前に、私は手帳に○をつけたことすら忘れていたのだ……苦笑

そんなものなのかもしれない。
その時抱えていた悩みや考え事は、その時はとても大きな問題に捉えていたのかもしれないけれど、過ぎてしまえばきっとそんなものなのだ。
だから、ちょっと先の未来を想像して、手帳に○印をつけるのは、私にとってよかったのかもしれない。

「グルグルネガティブの渦に巻き込まれる前に、立ち直れてよかった」
と、今では素直にそう思える。

写真は、つい先日の空。何かが大空を飛んでいるように見えました^^

インコのフセンをはってあるけれど、ぱらぱらめくって読むにはあまり影響がありません(笑)

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