話し方のスキルは婚活の助けになるね

ここ数年、私の周りでは婚活ビジネスに参入する経営者が増えています。
それだけ需要があるということなのでしょうか。
恋愛したいと結婚したいは別の文脈にあり、結婚は必ずしも恋愛の延長線上にはないと思っている私は、婚活ビジネスは理にかなったシステムだと感じます。目的がはっきりしているので、そのための方法を選びやすいですし、結婚したい人にとっては無駄な時間を過ごさずにすみます。
恋愛と結婚は在り方もやり方も違いますが、この2つに共通して必要なのはやはりコミュニケーション。

最近、結婚相談所を経営している女性とお話する機会がありました。

結婚したい方の年代は幅広く、20代から70代までいらっしゃるそうなのですが、年代によってコミュニケーションの方法の違いが顕著なのだそうです。年代によってメインとなるコミュニケーションツールが変わってくるので、それに伴って概念や方法も変わってくるのでしょう。また、昨今のコロナ禍という環境も手伝って様変わりしている側面もあるようです。

年齢が若い方々のコミュニケーションの取り方の変化は大きいとおっしゃっていましたが、特に電話。

電話で話さない方が増えているんだそうです。やはりLINEやショートメールなどのツールが主流。それは連絡手段としては便利ですが、仕事上の業務連絡とは違いお互いの情緒を伝え合う必要がある婚活の目的を考えると、それは少し非力な気がします。

五感をフルに活用してコミュニケーションを取れるのは断然直接会うことですが、それもままならない状況にあるならば、zoomやGoogle meetなどのツールや、LINEやFaceTimeなどのいわゆるテレビ電話的なものでもコミュニケーションは取れます。それもできないならば通話、その次がメールやLINEなどでの文字情報でのやりとりでしょう。

文字情報でのやり取りが一番負担が少なくて便利です。しかし、将来共に暮らすパートナーとのコミュニケーションは業務連絡ではありませんので、もっと五感で情緒を伝え合い感じ合う必要があるのでは、と思います。

さてテンポよく会話ができる人とそうでない人はどの年代にもいますが、電話での通話に慣れていないと、お互いに顔が見えない状態での会話における間合いの取り方がよくわからない人も多いのだそうです。
相手が何か話したり質問してきたりした時にパッと答えられず、考えている長い無言の時間で相手を不安にさせてしまったり。相手と自分の発言のタイミングが噛み合わずに間が悪くなってしまったり。相槌を全くしないので、話を聞いていない=興味がないと勘違いされたり。

大事なのは何を話しているかという話の内容よりも、会話の間合いや声のトーン、スピードなどいわゆる『話し方』だと婚活のプロはおっしゃっていました。話し方は自分の気持ちを伝える表現力です。お見合いの相手にいかに『私はあなたに興味があります』と伝えられるか。それは『話し方』であり『聞き方』です。

私も電話で話している時、こちらが話したことに対して相手が無反応だったり、答えるまでに10秒くらいかかったりすると心配になりますもんね。答える前にまず応えてよ!って。
通話によるコミュニケーションであまり良い印象を与えられず、うまくまとまらないご縁もあるのだとしたらそれはもったいない。話すことも聞くこともスキルとして習得できます。そんな少しの努力で生涯のパートナーに出会えるチャンスが増えるのなら頑張ってみてもいいですよね。

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