移り変わりとロマン

ハチ公の後ろらへんにいる。

外国人がハチ公と自撮りをしている。多分僕も端っこに写ってしまったと思う。

基本みんな携帯をいじってひとりでいる。

ピンクの傘をさしたピンクのフリフリを着た眼鏡の中年男性。さすが渋谷だ。馴染んでいる。

実際、地元にいたら驚くけど、ココだと普通のように感じる。

さすがTOKYOの渋谷だ。

そういえば、東急百貨店かなんかは少し前になくなったな。今は工事中。

よく涼んでいた記憶がある。あとトイレ借りてた。

喫煙所。渋谷はほとんど閉鎖している。

またあのモクモクした汚い喫煙所を見ることはないのかな。

今は高円寺。

小杉湯に入って休憩中だ。

最近、すごく銭湯・サウナに人が多い。

これがブームなのかな。

サウナが満員で素っ裸で並ぶことが多々あるし、水風呂にも人が多くて入りにくい時がある。

特に小杉湯はブームの火付け役みたいなところある。

もっともっと風呂を大きくして、大・小杉湯ランドを作って欲しいとも思う。

まあ、歴史を感じたりはできなくなるかもしれないけど。

どこもかしこも変わる。

それがいいのか悪いのかわからないけど、寂しい。

けど、変わってしまったらしょうがない。

変わった後に、"レトロ風"みたいなのが一番サブい。

変わった後の姿もいつか懐かしい場所に変わるんだろうね。

『ミッドナイト・イン・パリ』でもそうだったように、過去の時代に人は惹かれる。

僕も昭和後期のロマンに惹かれる。昭和時代から営業しているお店とか、すごくいい。

だけどその当時の人は多分昭和前期に惹かれる部分はあったと思うし、昭和前期の人なんかは文明開花の時とかに惹かれているのかな。

いつかこの時代に惹かれる人がいる。それもまたいい感じ。