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スマホが毒だと分かるおすすめ本紹介『スマホ脳』
おはろん、しらすです。
毎週日曜日は、おすすめ本紹介の日。今日もやっていく。
前回の記事はコチラから↓
それでは今日も最後までご覧あれ...。
本の紹介
今回紹介する本はこちら。
アンデシュ・ハンセン著、『スマホ脳』
スウェーデン出身の精神科医、アンデシュ・ハンセンがスマホというものへの向き合い方を書いた一冊。この方の別の著書として『一流の頭脳』というベストセラー本もある(私はまだ読んでいない)。
上の画像にもあるように、「スティーブ・ジョブズはわが子になぜiPadを触らせなかったのか?」という疑問は思わず目に入ってくるし、気になる一節だろう。
この本の見どころ
我々は、平均して一日3時間以上もスマホをいじっている。2600回もスマホに触り、10分に一度スマホを触っているというデータがある。
「スマホ依存症」という言葉も一時期メディアの力で流行った通り、我々は今までにないくらいスマホという存在にお世話になっている。
しかし、著者によれば、スマホ依存症は今まである依存症(薬物、ゲーム、アルコールなど)とは少しわけが違うみたいだ。人類が営んできた数万年の歴史的な背景をたどると、人間はスマホやSNSに勝手にハマるようにできているというのだ!
本書に記されている一例を紹介しよう。人類とはいえ我々は動物の一種。つまり、基本的な行動は「死なないこと」で動いている。そうすれば子孫繁栄もできるからだ。
我々のご先祖は、この「死なない」という目的のために様々な行動を学習してきた。
「ライオンに遭遇した場合(ストレスを得た場合)に戦うか逃げるかしか選べなくなり、睡眠や食事といった機能が遮断されること」
「生存確率を上げるために周囲の情報をよりたくさん得たいという欲求」
「たまにしか実がならない木(不確定な事実)に対する期待」
これらを現代に当てはめるならこうだ。
「人間関係や承認欲求など長期的ストレスを抱えてしまい、うつ病になってしまうこと」
「生存確率が上がるかはわからないが、周囲の情報をSNSによって得たいという欲求」
「着信音がなったりスマホの画面をスクロールすることによる、『まだ見ぬ情報』への期待」
そしてこれらの原因のキーとなるのがスマホやSNSなのである。
こういった内容のほかにも、本書には以下のようなことも書かれている。
・スマホの使用により集中力が低下し、マルチタスクを好むようになったこと
・SNSの使用が、次第に共感性と対人関係の感受性を低めていること
・スマホを使わせなくする(スマホ学習も含める)ことで子供の成績が上がること
・少しでも運動をすれば抗うつや良質な睡眠、集中力の増加につながること
こういう人に読んでほしい!
スマホ時代の現代人必読書。もしあなたが江戸時代からワープしてきた人だとしても読むべき本だ。
スマホは現代人にとって切っても切り離せない存在になった。我々がスマホの道具となる前に、スマホを道具として適切な距離感で使用するべきだ。
そのために本書を読んでスマホの影響力の強さ、適切な付き合い方を学んでいこう。
評価
読みやすさ:★★★★★(我々に近しい話題なのですいすい読める)
専門性 :★★(ほとんど必要なし)
おススメ度:★★★★★★★★★(何より読んでほしい)
まとめ
今回は、『スマホ脳』を紹介した。
現代社会は、特にスマホとインターネットが台頭してから世界は一変した。この本はスマホとちょうどよい距離感で付き合うためのバイブルとなるだろう。
これを機にぜひ読んでほしい。
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