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エヴァンゲリオンが死んだ日(2021/03/08)

・こんにちは、sirasuです。


・投稿頻度が落ち込んできている...がまあ何とかなるっしょっ。昨日投稿できなかったのは今日に原因がある。朝早くに起きる必要があったけど、日記を書き忘れると、朝に書くハメになるので、書けなかったんですね〜。

・そしてそんな朝の予定とは。。。

・これ。

・一体きょうTwitterをやった人は何回同じ構図を見るんだろうと思う。僕もそうだし。

・あと、なんか早朝とか言ってイキってるんだけど、田舎民は7時台の放映がなかったので、最速の8時です。なんか損した。ネタバレは怖かったけど、みんながビビってたので、モラルは保たれてた方なのでは?というか、早朝にみんな見るのはエヴァ最終作を最速で観たいというシンプルな理由であって、ネタバレしたくないという理由で見てる人は恥ずかしがり屋なんだと思う。

・いやー。よかった。本当に。

・僕のエヴァンゲリオンとの出会いは小学生2年生。と考えると10年来の付き合いか。正直リアタイで見たかった...。僕の兄ちゃんがハマってしまったことがきっかけで流れで見ていた。が、小学生2年生に「air/まごころを君に」は早すぎたため、案の定トラウマに。それでも今でも好きなのはやはり、面白いからなんだと思う。

・本当に人類補完計画が出ると思ってビビって寝られない夜もあったぜ。まじで。

・さてさて、エヴァの感想を言いたいのですが、正直ネタバレになるので、見てない人はブラウザバック。正直、有料記事にはできないので途中で区切ることができないのが残念。


・さて、一応これから見る人のために最低限言っておくと、「エヴァを見に行ったと思ったら、グレンラガンを見ていた」ということです。


・ここからネタバレ。


・すごかったなー...。公開を伸ばしに伸ばしてあれが仕上がったのか。庵野監督はいちおう頑張って責任取ろうとしていてかなり好印象を与えてくれた。エヴァにしてはめずらしく、説明が入るというね。

・しかし、解明した謎をさらに上書きして、新たな謎をぶっ込んできて、このカオスさ、ミステリアスさがエヴァンゲリオンよね!と内心嬉しかった。なんだよ、外宇宙って!エヴァらしくないけどエヴァらしい。ゲンドウ顔怖すぎるし、アスカもなんかやばかったし、マリは結局すごいキーパーソンだったし。面白いねー。

・謎が多いし、一個一個見てくと「飛躍しすぎじゃね?」とも思うんだけど、観てる時は全然気にならない。というか、映像の凄さ、ファンサービスの連続に脳が快楽物質をドパドパ出すもんだから何となしの雰囲気だけで、話が理解できちゃう。この荒っぽさとスピーディー感がまさに「天元突破グレンラガン」そっくり。まあ株式会社カラーは元はと言えばガイナックスなわけだから、作風が似るのは嬉しいね。

・さあ、もっと踏み込んでいくぞ。

・この作品は名実ともに「エヴァンゲリオンの終幕」をコンセプトに作られているのは言うまでもない。そのコンセプトは何遍も更新された予告編で擦られてきて、みんな「エヴァンゲリオンの集大成、完結作」としての「エヴァンゲリオンの終幕」をイメージして劇場に行ったんじゃないかな??でも実際の映画を見ると、その広告はミスリードで実際は、作中に登場する、エヴァンゲリオンという概念が今作で消滅した、ということを表していたということ。ここにシビレた。

・みんなは見るときに多分「ああ、これがエヴァの最終作なのかぁ。寂しいなあ」とかを考えて観に行く。それは当然。「さようなら、すべてのエヴァンゲリオン。」っていうセリフは僕ら受け手側へのセリフのはずだった。しかし、作中でのシンジは「エヴァンゲリオン」に対して「さようなら」を告げているという意味合いに庵野監督の捻くれさが出ていると思った。(ここでは、作品としてのエヴァンゲリオンを「エヴァ」、作中に登場する機体を「エヴァンゲリオン」と表記しておきます。)

・そして、実際、エヴァは本当に終わった。

・アニメ、旧劇、漫画。全てのエヴァ作品の完結はシンジが補完計画のターニングポイントに立って、世界を選別していく。そしてそこでであたらしい世界が生まれて、次の「エヴァ」へと受け継がれていく。つまり、エヴァの世界はループしていた。大体エヴァのラストシーンには、宇宙から落下してきて風化した量産機と初号機が地面に突き刺さるカットが出てくる。イコール、エヴァンゲリオンという概念が次の世界へ受け継がれていっているのだ。

・しかし、シン・エヴァンゲリオンでは、シンジは、ユイはエヴァンゲリオンが存在しない世界を望んだ。そして、シンジやレイ達は今までのエヴァの象徴であった、14歳という、文字通りエヴァの呪縛から解き放たれて、本当の意味での新しい一歩を踏み出した。その結果が最後のシーンの大人シンジくんなんだと思う。

・これは僕の中ではかなーりしっくりきている着地の仕方だと思う。エヴァの最後の着地が気になって見に行った人も多いと思うけど、このエンドは考えうる最適解のエンドであり、最上級のエヴァへの告別とも言える。もちろん、まだすべて完璧ではなく終わった後のネタバレスレでも不満はあったけど。

・終わりよければすべてよし、というけど全くそうで、途中に疑問点や不満、謎をいっぱい残していったけど、そんなものは表面上の見かけに過ぎず、結局、シン・エヴァンゲリオンでは、「エヴァが完結した」という事実が最も尊重されるべきだからである。(まあ考察をしたり、キャラを愛でたりするのもエヴァの魅力の一つなので、戯言として受け取ってくれると嬉しい)

・そんなことで、僕の中のエヴァは今日を境に死んだ。

・もちろん、「さようなら、すべてのエヴァンゲリオン。」は、ファンサービス的な意味合いも込められておる。13号機がガイナ立ちをしていたり、アニメのセル画が出てきたり、漫画版のリスペクトを感じるカットも多くあったし、庵野モヨコさんのリスペクトも感じる。なんとスパロボの回収までなされていたらしい。

・他にも、「このカット、新劇のあのシーンの対比だ!」とか、「ここの関係性はQと逆だな」とかとか。見ていて気持ちいいし、多分2回目以降での気づきもある。

・2回目をみんなも見に行こう!!!


・だらだら書き過ぎちまった。が、まだまだ語り足りねえ...。公開中4、5回は見に行きたいとこだけど。

・あと、パンフレットもめちゃめちゃよかったので売り切れる前に是非。

・眠い、寝ようか。今日はいい夢見れそう。甘き死よ来たれ。

・では、また。

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