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ネガティブな自己責任。ポジティブな自責。

「好きにしていいけど、自己責任でやってね?」

この言葉がとても苦手。

責任を負うのが嫌いというわけでありません。
苦手なのはニュアンスの部分。

期待していないし邪魔もしないから、あなたの行動で私の人生に変化を与えないで、というニュアンスが苦手。

「好きに進めるために、自責で考えてね?」

この言葉はとても好き。

言っていることは似ています。
けれど、ニュアンスが全然ちがいます。

あなたを応援するしサポートするから、失敗してもつまずいても自分ごとで捉えてね、というニュアンスが好き。

誰かの足を引っ張る自己責任。
誰かの背中を押す自責。

ネガティブな自己責任。
ポジティブな自責。

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昔話をします。

社会人3年目の私は、少しずつ増える「責任」に苦しんでいました。

なんでこんなにプレッシャーを感じなきゃいけないんだろう。「自己責任」という見えない恐怖から逃げるようになっていました。

ある日の上司との面談。
思わずこの悩みをぶつけてしまいました。

少しの沈黙のあと、上司の言葉。

「責任感が強いことと、責任を背負い込むのは違うよ。ひとりで背負えない責任はある。荷物を分けるように、責任も分けるんだ。」

「いま君に求めているのは、ネガティブな自己責任で苦しむことではなく、ポジティブに自責で考えること。自分の何が問題で、次どうすればよいかを考えてほしい。君が背負えない責任をもつために、ぼくら上司が存在するんだ。上手に上司を使うこと。」

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あのとき、私は救われました。

誰かを救える存在に私もなりたい。
そう思っても時だけが過ぎていきます。

誰かを救えているといいな。
同じような悩みが減るといいな。

ここまで読んでくださったあなたへ。
昔話をご覧いただき、ありがとうございました。

もし時間の無駄と思っても「自責」で捉えてくださいね。
この記事にスキを押すかどうかも、ぜひ「自責」で…

いや、他責でよいので「スキ」してください!!

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