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松本清張から学んだこと

新聞の番組欄。

松本清張 人気作品を生み出し続ける仕事術

松本清張の仕事術?はて?なんだそれは?
興味本意で見た番組だったが学びある時間になった。
このnoteでは、番組で紹介されていた仕事術についてメモしようと思う。

※番組概要
Eテレ 先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)
「松本清張 人気作品を生み出し続ける仕事術」
2022年10月25日

どんな相手からも学ぶ

どのような相手にも敬意を持って対話をする松本清張。
女性編集者に対しても尊大な態度を取らず、むしろ腰の低さが見えるようだった。
女性のキャラを考えるとき、「女性の服装はどう」だとか、「女性はこんなこと言わない」など、女性編集者の意見を受け入れ、取り入れていた。清張の方から質問することもあった。
何度もドラマ化されている『黒革の手帖』はまさに、女性から共感される女性主人公に仕上がっている。

「交換作業」で飽き性解消

清張は驚くことに「飽き性」だった。執筆が終わりかけると、もう次の小説のことを考えていたほどだと言う。
この欠点とも言える性格を交換作業という手法で解消していた。交換作業とは、作業を別のものに切り替えながら進めていくこと。例えば、歴史小説を書いている一方で現代小説を書くとする。歴史小説を書いて飽きてくると、現代小説に移る。そうすることで、どちらも新鮮さを持って取り組むことができ、気分が乗るのだという。1960年代には、同時に10本の小説を書いていたそうだ。さらに、小説にとどまらず、絵や俳優など様々なことに取り組んでいた。


感想:自分と重ねてみて

二つ目の「交換作業」は目から鱗だった。自分も飽き性で、次から次へと新しいことを始める性格に嫌気がさしていたが、それでいいんだ。性格を否定するのではなくむしろ、その性格をうまく利用して生かしていくことが大切なんだと思った。
また、出演者のみうらじゅんさんは、いろんな分野で活躍するための秘訣として「断らないこと、断ったら何も始まらない、選り好みしていたらダメ」。なんて事を言っていた。これも一つの学びだ。飽き性でどんどん色んなことに手を出していいのだ、断らなくていいのだ。
もちろん、やるからには中途半端は良くないのだが。


ちなみに、この放送回は、NHK +で11/1(火) 午後10:44 まで配信中。

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