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かぼちゃ人類学をご存じでしょうか?

学び舎しおらぼの運営、リフォーム図面、そして最近にわかに忙しくなってきたキャットシッター業で日々忙しく、なかなか休日らしい休日が取れずに過ごしていた。

その忙しさのまま突入した夏休み!

・・・平日にぽっこりとお休みを取ることにした。

夫にもこの日は休め!と強要して(笑)、家族でどこへ行ったかというと…。

トーナス・カボチャラダムス展へ

トーナス・カボチャラダムス展

行橋市増田美術館にて、「トーナス・カボチャラダムス展」があると知ってから、どうしても原画を観たくて観たくて…。

トーナス・カボチャラダムス」こと川原田徹氏の美術館《カボチャドキヤ国立美術館》は、門司にあった。そう・・・「あった」と過去形なんです。

2022年5月、惜しまれつつ閉館し、生で観ることが叶わなくなったたくさんの素晴らしい作品の数々。(いくつかは、病院などに寄贈されるらしいです)

行橋市増田美術館にて、「トーナス・カボチャラダムス展」での展示期間は7/2~9/4 まで。このチャンスを逃すと、いよいよ観れなくなってしまう~と思い、どうしても来たかった…!!

そして、うちの子供らにも一度見せたかったから、「私の行きたいとこにちょっと付き合って~」と連れていきました。

和風ウォーリーを探せ?ハウルの動く城っぽい?

「トーナス・カボチャラダムス展」のポスターをみるとわかると思うけれど、作風はとにかく細やか!!テーマは、「人々の暮らし」かなと思う。

巨大な長屋のような建造物は、常に成長を続ける形をしており、そこにはたくさんの人々が暮らしている。祭りのようなものが起こっていたり、普通に洗濯物を干していたり。お葬式があっているコミュニティもあったりして。まさにハレもケも、生も死も(性も!)。

ちょっと不気味な絵でもあり、にぎやかで、不吉で、楽しくて。

展示されている絵には、ロープが張ってあり、そのギリギリっまで近づいて隅々まで観る。(たぶんずっと飽きずにみてる自信がある)

いくつか作品を見ていると、毎回同じ商店や看板があることに気が付いて、また最初の作品に確認しに行く(笑)。

隠しキャラみたいに、探してしまう~。不思議な魅力にハマってしまう作品なんです。

息子は予想通り、飽きっぽいので「このあとどこに行くか」を気にしてるし、娘は私があまりに魅入ってるので一緒に隅から隅まで見てくれて。

帰りは迷いに迷って、この2冊をお買い上げ。


トーナス・カボチャラダムス展でGET

家で見たけれど、やはり・・・原画を生で見る良さには及ばない・・・!!

ポスターをいただけたので、〈学び舎しおらぼ〉にさっそく貼りました。

ポスターしおらぼに貼ってるよ!

ぜひとも原画を許されるギリギリの距離で見てもらいたい!
ちなみに、このポスターの建造物のテーマは「バベルの塔」です。

作り終わることはなく、常に上に伸びていっています。常に進化しつづけている建造物といえば、ガウディっぽさもなんとなく感じます。

行橋増田美術館にて、9/4 までです。
たぶん、こんなに作品がそろうのもこれが最後かもしれない、、。

ぜひとも、原画を見に行ってほしい。
そして、そこにある深いテーマや、小倉や門司などの昔の風景や市場の活気を感じられる絵に、ノスタルジーを感じてもらいたい。

買ってきた本をパラパラ・・・


ラダムス氏の未来が予言されてるw

2026年に、不穏な未来が予言されてる(笑)。
こういうユーモアが好き。

かぼちゃ人類学のほうは、絵本みたいに誰でも読みやすくなってるんだけど、いま流行りのSDGsがはっきりとしたテーマになっています。

amazonでも買えるので、大人にも子供にも読んでもらいたいなぁ。かぼちゃの中の家の間取りが楽しいもの。畳も曲線だ~!

『かぼちゃ人類学入門』は、なんと1991年6月発行!30年以上前!

「アースバッグハウス」のテーマにも通ずるものが多いんだよなぁ。
室内の曲線も同じだ。自由な丸み。自然に沿った営み。

Amazonの価格より、ずっと安く本を購入できるので、やはり行橋増田美術館に原画を見に行って、絵本を購入したほうがぜったいお得。人生潤う。

何回も言っておこう。9/4 までですから!!

行橋まで行って、帰り道は田川→飯塚経由で下道を通って帰ったんだけど、息子のご要望でプチ冒険をしてきたので、次回それについて書こうと思う。

キャットシッターで夏休みは大忙しなため、遅筆になっています!反省…。


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