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ローリングストック、1年経ちました【家庭防災】

みなさん、家庭内での防災対策ってどういったことをしていますか?

・背の高い家具には、転倒防止グッズ、耐震グッズを設置

・乾パンや保存飲料水、防災ラジオなどを準備

・子供と別々に被災したときに落ち合う場所を決める

・風呂水はすぐに抜かず、翌日まで貯めておく

…いろいろとありますよね。

我が家は、「ローリングストック」を始めて1年になります。

ローリングストックとは

<在宅避難に備えましょう>
日頃から自宅で利用しているものを少し多めに備えることで、災害時に自宅で当面生活することが可能となります。
常に最小限備えるべき品目・量を保ちながら、多めに備えているものを日常の中で消費していくため、特別な準備は必要ありません。
このような考え方を「ローリングストック」といいます。
(防災首都圏ネットより転載)

きっかけは、昨年のコロナでの外出自粛でした。まず、3月にトイレットペーパーや使い捨て生理用ナプキンなどの紙類が売り切れで手に入らなくなり、日常生活に支障がでました。(生理用ナプキンについては、数年前よりメインを布ナプキンにしていたため、私はあまり困らなかった)

自粛中は、できるだけ買い物の回数を減らす必要があり、防災用というものではなく、日用品や日常使いの食品のうち、保存が利くものを常に1か月分程度多めに家に置いておくようになりました。

サンルームにストックヤード(在庫置き場)を確保し、日用品や食料がなくなったら、ストックヤードから出して開封する。そして買い物に行ったとき、一つ買い足してストックヤードにしまう。というサイクルで、1か月くらいスーパーから物が消えてもなんとかなる…というギリギリレベルを保てるように在庫を1~2個多めに家に置いています。

パスタや米、小麦粉、片栗粉、カレールー、カップスープ、調味料、コーヒー、飲料水などのほか、洗剤やティッシュペーパーなども、いつも使っているものを常備している感じです。

そういうストック生活をして、1年経ち・・・。

春にあらためて、ストックヤードの散らかりを見直しました。笑

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↑ ぐっちゃぐちゃ・・・

ストックヤードの整理

まず、当たり前ですがこんなふうに床置きしたらダメです。笑

食品でしょ!!というお叱りは置いといて(←)、、まず、いま在庫がいくつあるのかがわかりにくい。なくなっている物の確認が面倒です。

そして、賞味期限が切れそうなものから開封したいのに、いちいち一つずつ見ないとわかりません。

そこで、いったんどういうものが、いくつあるのか、賞味期限はいつなのかを洗い出して、アプリも使って管理することに。

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そのうえで、ワゴンや棚を使い、取り出しやすくしました。

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すっきり!

賞味期限の管理

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続いて、『リミッター』というスマホアプリを使い、ストック品の管理を行います。

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商品のバーコードを撮影すると、自動で商品情報が出てきます!福岡市のゴミ袋など、これは地域性の強い商品だから出てこないかな…と思いましたが、しっかり出てきました。笑 誰かほかのユーザーが商品登録を写真付きでしてくれていたら、共有できるようです。

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無料版でも十分使えますが、カテゴリー(保管場所)が我が家は「サンルーム」「洗面台下」「廊下収納」「キッチン」などあちこちにあるというのと、一般メーカー品だけでなくスーパーのオリジナルブランド商品もたくさんあったため、オリジナル商品も登録できるモードで使いたくて有料版(490円)を利用しています。

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賞味期限(30日前、7日前、3日前、1日前、当日 から選択可能)が近付いたときに通知してくれるのはもちろん、砂糖や塩など消費期限がなさそうなものは、「賞味期限を管理しない」という選択肢もあります。

買い物に行ったときなど、このアプリを見ながら、ストックヤードで切らしている物を買い足せるのは、かなりの進歩です!!

「買い物リスト」の作成もできるため、家族にリミッターアプリを無料版でいれてもらい、在庫を共有や買い物依頼も簡単です。

「自助」としてのローリングストック、そして…

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災害対策のやり方というと、大きく2種類に分けられると思っています。

実際に被災する地域」と「被災地ではないけれど、流通が止まる地域」です。福岡市は、福岡県西方沖地震など大きな地震もありましたので、直接被災に対する対策ももちろん必要です。具体的には、耐震対策や、窓ガラスの飛散防止、家具の転倒防止などです。しかし、それよりも南海トラフ影響下での巨大地震や、東日本大震災などの東側の大地震によって、「被災地ではないけれど、流通が止まる地域」としての対策を強化する必要もあると思っています。

災害への備えとして、「自助」「共助」「公助」のそれぞれが機能しているのが理想的です。ローリングストックはこのうち、「自助」にあたります。流通が止まった時や、コロナ自粛時のように外出自体が難しくなったときに、焦らずストック品を消費しながら、「共助」そして遅れてやってくる「公助」を待つことができるでしょう。

設立以来、地域のあり方を模索し続けている〈しおらぼ〉としては、「地域防災」=「共助」にも力を入れて進めていきたいと思っています。子ども会の存在意義を現在のイベント重視の形から、地域防災のほうへシフトしていけるよう、提案できるのではないか?と考えており、今年度はそちらへ注力していきます。

福岡の場合、さらに「被災してきた人を受け入れる」という街づくりも都市計画として重要になると思っています。アースバッグハウスの勉強をしているのは、観光地としての映えスポットとして、そして新しい生き方「ノマド民」、「二域居住者」の拠点として、災害時には避難民の受け入れ拠点として現地の材料で、ローテクで作ることができるということに可能性を感じたからです。

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福岡が、「防災都市」として。

福岡市南区のこのあたりが「共助がすごい地域」として。

備えあれば憂いなし!楽しく備えることができるよう、皆さん一緒に考えていきましょう!


▽現在のお仕事▽
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