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2023TOKYO展示旅DAY3

サムネは森美で10分くらい眺めてた天井です

実はこんな旅程ながら翌日にひとつ締め切りをかかえており、昼間はMacBookを持ち歩けないので夜間に作業を行い、朝に確認に出しまた夜間に修正する、を繰り返していた 2日目の夜はそれが長引き眠りについたのは午前2時半過ぎ 嫌な予感はしていたものの、無意識の二度寝で起きたのは11時 旅先の寝坊ほど罪深いものはない
しかし作業も大詰めで、最終の修正だけ反映させたら入稿できる段階まで来ていたのでもうやり切ってしまう 結局ホステルを出られたのは12時であった くそ…


この日は代官山で大学の先輩と夜ご飯を食べる予定があった まずは東京駅・八重洲口に荷物を預ける 目標である21-21 Design sightと森美に行くため六本木方面に向かう

このあとカフェっぽいところで昼食を摂っているのだがあんまりいい印象が無かったので割愛 一つ言えることは、お金がないならコンビニでご飯を済ませる勇気を持つべきということ

21-21 Design Sight 「The Original」展

コンセプトを理解するのにしばらくかかったが理解してからはかなりスッとコンセプトの中にいた デザイン系の学生、特にプロダクトデザインの学生は這ってでも行ったほうがいい 
数々の有名プロダクトデザインが一堂に会している キュレーションも良くて、数ある見方の提案をしれっとしてくれている感じ 

途中に貼られていた、オリジナルとの関係性のグラフィックがとてもよかった コピーなのか、復刻なのか、オマージュなのか、連想なのか そしてそれらを全て包む概念としての「影響」

この部屋の見せ方が良かった 
壁にかかっているのは家具によく使われるファブリック


21-21を出てから猛烈に一休みしたい衝動に駆られた
昼食で失敗している私は、いかに後悔せず一休みするかを考えた結果、少し離れたスタバでアイスティーを飲むことにした
列に並び、私の番が来る
「アイスティー、ショートでひとつお願いします 持ち帰りで」
「パッションティーとブラックティーがございますがいかがなさいますか」
うっ ここで無難な方ではなく変わったのを選んでしまうのが私という生き物である
「パッションティーで」
店を出、手頃なベンチに座って一口飲む 途端、後悔した あまり得意な味ではない そして、前に飲んだなと思い出す

その時はスタバ店員の友人がカスタムしてくれたから美味しかったけど

今のこれは無理だ、森美にも早く行かなきゃいけないし

申し訳なく思いつつ、目の前に生えてた花壇の植物にパッションティーをかけて立ち上がった



森美術館 ヘザウィグ・スタジオ展 共感する建築

初めは(そんなかな〜)であった というのも前室にはコンセプチュアルで近未来な、彫刻のような車やベンチの展示しかなかったので でも奥には夢中になるような空間があった 
建築だから当然なのだけど、大量に考えることがあったんだろうなと感じさせる、大量のスクリーン ヘザウィグの脳内を探検するかのような 個人的には、モックでしかない建物の模型越しに森ビル52階からの東京の景色が望めるのが面白くてよかった あと仕事には使えないけど思いついちゃったアイデアをクリスマスカードにしてる、っていうのに痺れ過ぎたので作りたい


上海万博イギリス館を包んだ種のアクリル棒

最後に「スピン」に座ってヘザウィグのTEDを鑑賞するスペースがあったけど、ここがすごくよかった TEDを聞いてようやくかなりを理解できて、かつ共感できた 愛着を持てない寿命40年の建築たちが環境を破壊していってる なら愛着が持てる長寿建築を作るべきだ


ヘザウィグのなんかのスタディ

ヘザウィグがことあるごとに行ってきたであろう小さなスタディとか、手遊びのような実験がどれもカッコよくて、そして自由で、こうありたいと思った 大きなものを作ろうとして手が止まるくらいなら実験をいくつもすればいいね


この次行きたいところにはメトロが一番良いのだが、できるだけ景色を見たかった私は時間がかかるバスを選んだ 森ビルのバス停はホテルの車止めみたいなところで、ここを普段使いする人っているのかしらと思った

東京という街、起伏がかなり激しくて、思ってる以上に凹凸してるのだが開発するにあたってものともしてない感じがして面白い 普通「しょうがねえか」と諦めて起伏に沿って街を作るだろうところを、「起伏!?そっか〜!まあちょっとくらいズレててもいいだろ!」みたいなノリで街並みに組み込んでいる 滑らかな中に、そこにギャップは生まれないだろうって段差ができてたりする そんなことをバスの中で思っていた だから地上が見えた方が嬉しいのだ


生まれて初めて降り立った表参道は、思った以上に視界が開けていて、坂道だった そしてウィンドウショッピングを計算したかのような街並み

エスパス ルイ・ヴィトン 東京 ウォルフギャング・ティルマンス展

ルイヴィトンの店員さんに店の奥まで案内されることなかったから緊張したよね
正直めちゃくちゃいい写真たちだった!てことはないのだが、デカい壁にデカい写真が飾られてるのは良かった


先輩との待ち合わせは19時である 余裕ぶっこいてたらいい時間になってきた 本当は先輩が「イケイケだよ」と言ってた代官山の蔦屋書店も行きたかったのだが断念せねばなるまい 

先輩と飲むのは久々じゃなくて、その時も今回もTHEがつくくらいの雑談で4時間くらい過ぎる でも今回は一つ決めてたトピックがあった

「最近、いまさらBUMPにハマって 曲おすすめしてください」
「いまさら!?」

先輩はBUMPなので、めちゃくちゃ悩んだあとCOSMONAUTとorbital periodをとりあえず聴けと言った とりあえずApple Musicでライブラリに入れる ちなみにこれを書いている今聞いている しかしCOSMONAUTのジャケ、ちょっと怖くないか

2軒目として夜カフェに向かう 店内はずんずんしたダンスミュージックが爆音でかかっている バスクチーズケーキをシェアして、各々お茶を頼む 私はカモミールティー カモミールティーはフロリダで夜の野外ライブに連れて行かれた時発熱してホストマザーに買ってもらった思い出の味だ 以来私の中で、カモミールティーは夜に出歩いた時に飲むものと相場が決まっている


24時過ぎに出る私の夜行バスに間に合うようにカフェを出る 山手線で帰りたかったので恵比寿駅まで歩く「発車音もエビスだから」どういうことだよと思ってたら思った以上にヱビスで笑っちゃった 笑ってる間に電車のドアは閉まった


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