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中学2年生の心境


実に、くだらない内容を投稿します。

また、懲りもせず、どうでもいい内容を、
投稿してしまった…。

ちょっと、お下品です…。
恥ずかしいお話なんですが…。
かあちゃん絡みです。

こんな、かあちゃんの息子である事に、
誇りを持っては、いるものの、さすが、
かあちゃんと言う、出来事です。

どうか…お許しください。

かあちゃんの不器用ながら、
ちょっと、度が過ぎるくらいの、
思春期な私の為に、頑張ったお話です。

かあちゃんが、
私が中学2年生になって、しばらくしたら、
いきなり、私にお洒落な下着を買ってきたのだ。

それまで、安物の無地な下着だったはず。

かあちゃんに、
なんでこんなお洒落な下着を買ってきたの?

と聞いてみたら、なんと…

これから、何かあるかもしれないだろ?
そん時にだ!洒落た下着つけてないと、
お前だって、恥ずかしいだろ?
だから、念のために買ったんだよ。

おい、おい、かあちゃん…。
それが、母親の言う事なのかい?

うむ…確かに…何かあるかもしれない…。

ってな訳ないだろ!まだ、彼女はいないぞ!

もしもだ、彼女が出来ました、としよう。

その…あれだ…下着姿になるのは、
まだまだ先の事ではないでしょうか?

そんな事を考えていると、かあちゃんは、

ほれ!真面目に話し聞きなさい!
ちゃんと、あの…しないとダメだよ!
ほら…あれだ…リードしなきゃダメだよ!

その…相手の女の子に優しくするんだよ!

これは、1番大事な事だ!
あれをだ…ちゃんと避妊するんだよ!

じゃないと、かあちゃんみたく、
16歳で妊娠なんて事になるからね!
あんたは、無責任な事すんじゃないよ!

大事なよそ様の娘さんを、
泣かす様なマネはすんじゃないよ!
かあちゃんは、絶対に許さないからね!

と何故が怒られたのだ。

お…うん…わ…わかった。

と私は、ちょっと引き気味にこたえた。

かあちゃん…おませちゃん。

保健の授業の方が、もっと神秘的だった。

かあちゃんの言葉は、ストレートで、
言いたい事を、恥ずかしげも無く伝えてくる。

それだけ、大事な事なんだな。

でも、まだ中学2年生ですよ…。

多感な時期ですよ。
思春期真っ最中ですよ。

そんな私の事は、お構いなし。
こんな洒落た下着つけても…出番はない。

それから、次から次へと、
かあちゃんは、お節介すぎるくらい。
お洒落と言うか、派手な下着を買ってくる。

正直、かあちゃんは自分の服や下着なんて、
安物で、滅多に買わないのだ。

洋服や下着に穴が空いててもお構いなし。

なのに、私の為にと、安くはないはずの、
下着を買ってくるのだ…。

かあちゃん…お願いだから…
もっと、自分の為にお金を使っておくれ。
こんな、オレの為にそこまでしなくていい。

かあちゃんがこんな派手な下着を、
買ってる姿を、想像してしまった…。

すると、恥ずかしくて、恥ずかしくて…。

タグには、近くの大型スーパーの中にある、
下着専門の店の名前がついていた。

もぉー!かあちゃんと絶対、
あのスーパーに、行けないじゃん!

あの店の前を、かあちゃんと歩いてたら、
店員さんに見られて、ヒソヒソと言われるんだ!

あの子、あんな派手な下着つけてるのよ…。
やーねー、親に買わせるなんて…。
よくやるわよね…あーいやらしい…。

なーんて、言われるんだ!

学校で、体育の授業あるんですよ!

ジャージに着替える時、
下着が派手で笑われるんだぞ!

オレ、そんなキャラじゃないのに…。

お前、見かけによらず、よくやるよな!
ヒューヒュー!よっ!おっとなー!
教えて下さいよー!お願いしまーす!

と、バカにされてしまうのだ。

私は、毎度この流れが嫌になってきた。

もう開き直って、しまうしか方法はない。

おう!これは、あの大型スーパーにある、
下着専門の店で、売ってるんだぞ!
今度、一緒に買いに行くか?
お前の下着は、お子様だもんな!

羨ましいからって、そう言うなよ!
ちゃんと言ってくれれば、教えてやるよ!
恥ずかしい事じゃねーよ!

これだけは、言わせろ!
避妊はすれよ!

無責任は、相手を傷つけるからな!

と、かあちゃんの受け売りの言葉を、
同級生にかっこよく助言してみました。

それから、下着で何か言われる事は、
なくなったし、噂が先走りして、
私は、一目置かれる様になった。

いや…あの…勘違いしてますよ!
そんな…キャラじゃないの知ってるでしょ?

もし、相談とかされたらどうする?
一旦持ち帰って、かあちゃんに相談だな。

そして、さも私の経験論として、
その相談のこたえを教えるだろう。

わー!考えただけで、めんどくさい!

高校に入ると、下着は自分で買うと、
かあちゃんに伝えた。

無難な無地な下着に戻りました。

洗濯も私がするので、かあちゃんから、
何か言われる事はない。

年頃の女の子の様に、
下着を隠して、干してましたよ…。

かあちゃんよ…。

あの派手な下着は、ないだろー?
もしもの時があって、相手は、
私の下着を見て、多分引くわ…。

かあちゃんのセンスはわからない。

そして、おませな、かあちゃん。 

男親がいないから、かあちゃんも、
頑張ってたんだろうな…。

年頃の男の子を育てる為に、
男親のいない私の為に、性教育してくれた。

かあちゃんだって、嫌だっただろう。

でも、肝心な事であり、大切な事だ。

かあちゃんの優しさに、感謝します。

あの派手な下着は、中学時代の私の、
代表する、忘れられない思い出になりましたよ。

奇抜なデザインのヤツは…。
流石に履けなかったけどね!


そんな、かあちゃんが突然、死んだ。


遺品整理した時に、
その下着達は、大切に保管されていた。

まさか、何十年と月日をへて、再会するなんて。

だが…やっぱり大人になっても、
この奇抜なデザインは受け入れられないです。

しかもだ!よりによって!

近所の人達が、
遺品整理を手伝ってくれてて、
近所の人に、その下着を発見されたんだぞ!

そして、笑いながら渡されたんだからな!

赤面したではないか!

かあちゃん天国で笑ってるだろ!

かあちゃん…さては…オレをはめたな!

わざとだ!絶対にわかっててやったな!

こんな目立つ所に…。

まぁ、天国でかあちゃんが、
笑顔になってると思うから…いいっか。

履いてみよーかな…。
いやいや!すんげー恥ずかしいっす…。

一人孤独に、
あの下着を履いてるなんて…
考えてみたら、鳥肌立ったわ!

だから…オレも遺品として、
目立つ所に大切に保管しとくわ。

見つけてくれる人は、笑ってくれるかな?

いやいや、私の趣味だと思われるだけだな…。

まぁ…苦笑いでも、笑ってくれたらいいな。

そしたら…
天国でかあちゃんと二人で笑い合いたいな。


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