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夜間時事2021年2月9日

■決算速報_サントリー食品インターナショナル

2020年12月期 連結決算(IFRS)

1.決算短信

2.決算説明資料

RTDに関する消費者飲用実態調査 サントリーRTDレポート2019

<単語>
有利子負債,自己資本,現預金,(ネット)D/Eレシオ,投資,RTD,自販機,販管費

<仮説>
①中期経営計画(2021~2023年)のオーガニック目標である2023年営業利益率10%への布石は、自動販売機関連の構造改革の成功にある?つまり自動販売機からECへの転換につながるのでは?
②最大ネットD/Eレシオ(=財務健全性=長期の支払い能力を示す)を1倍に投資上限の目安を約7,000億円に設定した。この根拠は、以下算出式にあると分析。現預金には手を付けず、自己資本の範囲内で成長加速が可能ということ?

算出式:(有利子負債ー現預金)/自己資本=ネットD/Eレシオ
    (203,693ー167,480)/859,556=0.042倍

※数十万人・数百万人という消費者、しかも安定した需要が見込める消費者を相手とするビジネスモデルの場合、スケールメリット(規模の経済)を追求することが重要。

■推薦図書

武田隆(2011)『ソーシャルメディア進化論』ダイヤモンド社

Push Point
①新たな立場「会社員インフルエンサー」の登場,企業コミュニティの重要性の高まりを押さえるうえで役立つ書籍。
②今改めて注目されている企業とSNSの関係。つながりの中から儲けをえる(マネタイズ)するにはどうすればいいか、花王などの事例多数。
③論考というよりかは経験談,筆者自身の実践を踏まえた考察を通じて、ソーシャルメディアをまとめあげている。

■日本経済新聞

(要約)
経済活動の生産要素としての人工資本(機械や建築物など)・人的資本などによって経済は成長したが、それらの生産要素は「自然資本(空気を浄化し、廃棄物を分解して養分に変え、世界の気温を生存に適した水準に保つといった環境サイクルの働き)」がなければならない。が、経済学(者)は自然資本を生産要素に含めておらず、自然の働きを加味していない生産関数だと、生産性に対する自然の貢献度が他の生産要素のものと誤解され、人間の働きや能力を過大評価することになる。自然資本を加味すれば、現在の経済成長ペースがどこまで持続可能かを分析することもできる。
(POINT)
ミレニアム開発指標やSDGsの登場で「持続可能性」(という単語や概念)が注目されてきた。新しい考え方のように思えるが歴史は古くJ.S.ミル(1848)『経済学原理』ですでに「定常状態」という形で紹介され、課題提議されている。

 老人ホームや迷惑電話の防止システムなど専門分野に特化し、独自の事業モデルで効率的に利益を稼ぐ成長企業が目立った。ここで注目したいのは、専門分野に特化したことではなく、業界や市場の隙間をピンポイントでしとめ、事業として成立させていることではないだろうか?
 記事内のトビラシステムズ社社長の「ライバルは存在しない」という言葉はその象徴のように思える。しかし、ライバルが少ないorいないという状況はこのご時世すぐに変化する。すぐに模倣する企業があらわれる。
 ではどうするか?ただそれらしい言葉を並べ、トップを取る意識で頑張ろうでは不十分すぎる。緻密かつ入念に準備された計画,戦略,対策と都度の反省・分析・修正をはかれる企業/組織/事業が模倣されずに伸びるのではないだろうか?

 9日午前の日経平均株価は続伸し、前日比109円高の2万9497円だった。前日までの2営業日で1000円超上昇したにもかかわらず、勢いを保ったままだ。
 発表が本格化している2020年4~12月期決算で想定以上の業績回復が確認され、20年度のみならず21年度業績への期待感が切り上がっている。通期の業績予想も上方修正が343社、下方修正は55社で、上振れ着地を見込む傾向が見て取れる。
📈通信(SBG),電気機器(半導体関連銘柄),小売業(ファストリ)
📈証券…仮想通貨の上昇に伴って株価(↑)※仮想通貨の上昇は投機色強い
📉医薬品,機械,その他製造,自動車,食品,非鉄金属製品

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