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ハクセキレイが家に巣を作って卵を産んでいたので観察することにしました13日目

みなさんこんにちは。
紅里です。

ハクセキレイ13日目です。

いるかな・・・。
いるかな・・・。


ハクセキレイの巣と雛13日目

いました!
無事だったのね~(涙)

なんか、くちばしも見えるようになってるよ!
少しもぞもぞしてるし・・(笑)
毛もふさふさし始めてるね!

やっぱり何匹いるのはわからないな。

親鳥は今回も姿は見えない。
きっとエサ探しに行ってるのね。

エサについて調べてみると面白い文献があったので紹介します。

鳥類のヒナ育てにおいて、親鳥は、自らのヒナを維持するために十分な量の餌を入手するために大量のエネルギーを消費するが、(例えば北米に生息するミドリツバメのように)餌を最も強く求めるヒナに餌を与えるかどうかは鳥類種によって大きく異なっており、一部の鳥類(例えばガラパゴス諸島に生息するアオアシカツオドリ)は餌を強く求めるヒナを無視して、ひとかえりのヒナの中で体の大きなヒナに餌を与えている。どのシグナルがこの決定を導き出しているのかという点については盛んな論争が行われてきた。
nature asia
今回、Stuart Westたちは、全世界の143種の鳥類がヒナに餌を与える際のヒナ育ての選好性に関する入手可能な文献(306編の論文)を収集して、こうしたヒナ育ての多様性とヒナの状態と行動との関連性を分析し、それぞれの鳥類種が生息する地域の環境条件の分析も行った。その結果、予測可能で有利な環境にいる親は、ひとかえりのヒナの中で状態が悪く、餌を強く求めているヒナに餌を優先的に与えるが、不利な環境にある親は、同じ巣にいるヒナがどれだけ餌を求めても最も状態の良いヒナに優先的に餌を与えることが判明した。
nature asia

2016年の文献だから少し古いけど、これ読んだらへ~と思いませんか?

今回ハクセキレイの卵を偶然発見して観察をはじめた訳だけど、そうなるといろいろな鳥の観察動画なるものが気になって見てたんですよ。

すると、親鳥がエサを雛に与えるとき平均じゃないなって思ったんです。

あー、さっきもその子にあげたのに。
こっちのアピール強い子にはなんであげないんだろう。
端っこの子全くもらってないよー。
などなど・・。

私なんて失礼ながら、親鳥はエサをどの雛にあげたか覚えてないんだなと思ってました。(鳥さん、鳥スキさんすみません)

でも、違うんですね。
親鳥は今の環境を把握して、より生き残るようにエサをあげていたわけです。
育ちやすい環境と判断した場合には、状態の悪い雛から優先的にエサをあげて全員が生き残るように。
育ちにくい環境と判断した場合には、より生き残りやすそうな状態のいい雛に優先的にエサをあげる。

おそらく本能がそうさせているんでしょうね。

我が家周辺の環境が、親鳥にとってどういう判断になっているのかわからないけど、みんな元気に育ってほしいな。


それでは今日はこれで失礼します。

また読んでいただけると嬉しいです。

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