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ブラッシュアップライフ

4月も始めのころ、友達の聡子さんが誕生日を迎えた。
おめでとうの会として2人で食事に行ったのだけど、そこで食べた釜焼きピザがとんでもなくおいしかった。”モッチモチ”とはまさにこのことで、頬張れば頬張るほどそのうまみは増していき、口の中からなくなっていくのが本当にもったいないと感じた。

サルシッチャと卵のピザ@SongBook

いつの間にか、40代を迎えていた。
4月生まれの人はこれ先にと新しい1年を迎えるので、11月生まれの私はそのスピード感にときどき驚く。重ねている年齢、1年間のスパンはもちろん同じではあるんだけれど。

最近、40代というのはなかなか難しいモンだな、とぼやっと思ったりする。
10代で想像していた20代、20代で想像していた30代は、「もっとおばさんになるかと思ってたけど(20代になることでさえ)、意外に若い!」だったし、テンション的なものでいえばほとんど変わっていないような気もした。

30代から40代になった今も、同じといえば同じ心持ちではある。昔想像していた40代は「オバタリアン」みたいな人で(まあ、このワードが分かる時点で若くはないな笑)、実際はそうではなかったんだなと。だけど、”40代というのはなかなか難しいモンだなぁ……”とは思うわけです。

30代前半までの自分を思い返すと、もっと外に出てたなー、いろんな人と繋がりたいと思ってたなー、人にたくさん会ってたなー、と活発さを感じる。会社でだって、仕事でミスってもまだまだそんなに恥ずかしい時期じゃないし、社内の中での立ち回り方みたいなのものにも自由さがあった。

一番いいのは、20代と40代に挟まれた30代”前半”。例えるなら「子供と大人の間」「妹にも姉にもなれる」「後輩にも先輩にもなれる」みたいな感じで、周りにとってもなんとなしにちょうどいいポジションだし、平たく言えば、可愛さみたいなものをもっと自然に見せられていたような気がする。これは、対、男女関係なく。しかし男の人に対してはより顕著に。あの頃の私は、もっと女子的可愛さをアピールできてたな(そりゃしますとも)とか、しみじみと思うわけです。

え、今?
そうですね、今は”人間になった”っていう感じですかね(真顔)。

ユノちゃんになりたくて、
というヘアスタイルで登場した少し前の聡子さん(41)
ドラマ『ブラッシュアップライフ』で人生5週目
くらい経験したユノちゃん。めちゃ可愛かった。

40代らしく「大人」としての自覚が芽生えたともいえる。おチャラけた自分だけではなく、”我大人なり”な貫禄のある自分(あるかないかはさておき)もきちんと見せたいというようなカッコつけた気持ちが出てなくもない。
しかしこれがまた、今までの自分とは勝手が違うので、うまく収拾できていない。自分の立ち回り方がよく分からない。
だからといってそんなことで悩みはしないけれど、40代は難しいのう…と、おばあのようにしみじみ思っている。何を考えなくともハツラツとして可愛らしさのあった若かりし頃の私&今を生きる若人たちが眩しく見えたりするんだなー。

そして、”人間になったっていう感じ”というのは、本来の自分に近づいてきた、と同立かもしれないなとも思う。だから、ぜんぜんイヤとかじゃないの、今のこの状況が。私もついに大人になったのね…という感慨深さと少しの切なさが交じっているだけ。こんな気持ちになるんだなーって思ってね。

だからきっと、50代になったときもいろいろ思うのかもしれない。40代めっちゃ若かったな〜眩しいぜ!とかさ。45歳になった時点でも今とはぜんぜん違うかもしれないし。そう考えたらおもしろいよね。

年齢にとらわれることはないけれど、やっぱりそれなりの目安みたいなものは存在する(少なくとも私の中には)。だから、そんなの関係ねえそんなの関係ねえ!ワカチコワカチコ!みたいな、小島よしおとゆってぃーを足したみたいな大人になれたらいいな(ふふっ…よしおとゆってぃーか…)。 

こうやって、新しい人たちにたくさん出会う4月は、新しい私にも出会わせてくれたような気がします。頬張れば頬張るほど旨みの出るピザのように、噛めば噛むほど味の出る私になる予定です。

聡子さん、お誕生日おめでとう。

GOOD LUCK🍀

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