「お前には向いてない」という呪いの言葉から解放されるには

学生時代、ある教師からニヤつきながらこう言われました。

お前この点数でゲーム業界目指すのか?向いてないぞ

私の所属していた科ではプログラムのテストがありました。そのテストを返された時に言われた言葉です。20年近く経つ今でも鮮明に覚えていますから、当時の私にとっては呪いと言ってもいい強烈な否定の言葉です。当時ゲームプログラマへの興味もあり勉強はしたつもりでしたが点数が伸びませんでした。そうか、自分は向いてないのか。ゲーム業界は諦めるしかないか。そう思いました。

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「向いてない」という簡単かつ強力な言葉

その時の成績や出来栄えを見て「向いてない」というのは非常に簡単です。教師としては何の気無しに発した言葉かもしれませんが、ただのゲーム好きな学生だった私には、夢だったゲーム業界を諦めろと言われたのと同じです。もしかしたらそこで諦めて、違う業種を選んでいたかもしれません。しかしわたしはその後ゲーム業界に入り10年以上働けています。決して私に隠れた特別な才能があったわけではありません。ただ向いてないという言葉を柔軟に捉えただけです。

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「向いてない」という言葉を受け止める

親や先輩や教師、はたまた友人や同僚。誰もがあなたの事を思って「もっとこうしたほうがいい」「それはやめといた方が良い」などと様々なアドバイスをしてくれます。しかしいくら相手が自分の事を知っていて、たとえ向いてないと言われようとも、あなたが叶えたい希望や夢を否定することは本来できないはずです。気にしすぎて方向性がブレる方が怖いです。しかしながら、向いてないという意見は短絡的でもありますが何か根拠があるはずです。自分にもし当てはまる事が思いつくなら微調整しましょう。同じゲーム業界だけど理系が有利なプログラマより、文系でも戦えるプランナーにしよう、といった感じです。0か1ではなく柔軟に考え、自分の希望に沿う形に目標を定めましょう。また他愛無い誰かの言葉に対し、全否定されたと感じて夢を丸ごと諦めるのではなく、自己分析し、捉え方を変え、どういった形なら上手く進むか考えましょう。

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最後に

何か夢を持っていて叶えたいなら、挑戦した方が良いに決まっています。もし上手くいかなくても違う形で夢に近づけるかもしれません。または夢を追い、ハッキリ無理だと判ることで悔いなく前進できるかもしれません。それより、希望の業界が自分に向いてないと言われてもう終わりだから諦めよう…みたいな極端な考えをしないようにしましょう。どうにかして業界に潜り込む方法を探しましょう。ゲーム業界ならデバッガーからプランナーになった人はいくらでも居ます。意外となんとかなるものです。諦めないでください。


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