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軽率に惚れたはなし

過去のことがフラッシュバックするように頭に降りてきて不安になることがあります。

思えば去年の1月。私は長年寄り添った男と別れました。そしてその悲しみの穴を埋めるかのように、

男に惚れました。軽率に惚れました。そのことを記したいと思います。

1月中に惚れた男は、劇団員の人で私に否定的なことをよく言いました。それもそのはず、私たちは知り合って間もなかったのです。私に不信感を抱いても仕方のないものでした。彼の舞台を鑑賞後、花束を捧げ、後日感想を書いた紙を送りました。彼とはそれっきりになりました。

3月中に惚れた男は、甘えん坊な人でした。一日置きに通話をしたがる人です。さらに、楽観主義者の仮面を被った真面目な青年でしたので、毎度自分の考えを話しては、聞き合っていました。付き合うまであと一歩のところで、初めてお会いする機会が訪れました。しかし、何故か予定時刻よりも早く、彼は帰ってしまいましたので、夜に悲しくなって1人で泣きました。

連絡が取れなくなって1週間が経過し、彼から「なんか思っていたのと違った」と告げられ、恋は終わりました。

5月中に惚れた男は、悩みが多い人でした。悲しい気持ちを共有し合い、お互いを支え合いました。動物好きという共通点もあり、すぐに私たちは仲良くなりました。初めて2回目のデートまで楽しんだお相手でしたが、彼は部活動に専念しており多忙な日々で、連絡を取れる時間が徐々に減っていきました。寂しく、不安に思う日々がどんどん増えていき、夜に泣くことが増えていきました。既読無視されて最後、彼からの返信は未だにありません。おそらく、私がしつこかったのでしょう。彼も、返信を催促されることが耐えられなかったのです。

不安ってどうすれば消えるのでしょうね。

ここを押すと、 私に少しだけ投げ銭できるというシステムらしいです。 気持ちだけでも勿論嬉しいです。