長く続く冬

今日、こちらの天気予報は雪で、日本海側からの寒気がいよいよこちらまで迫ってきた。雪景色が広がるであろうと思っていた午前であったが予報は外れ、雪はなく、冬季うつで私の気分がしとしと降りていった。
雪が降らないのに気温は低いので、路面凍結は逃れることはなくそこにあった。悲しいものだけを引き寄せていった今日の温度は、自然現象のはずで、それらは何も文句を言うはずもなく、酷く悲しいほどにそこに佇んでいる。


年明けから4月までのこの4ヶ月間は、私にとってものすごく長い。
そして、空虚感が強い。
まるで、牢獄に閉じ込められたった一人で冷たい地べたに座っているように。
このまま死んでしまうのではないかと思うぐらいに。
今年は、逃げ切れられるだろうか。長い冬から冷たい心を抱きしめながら牢獄を抜けられるだろうか。吹雪のように向かい風で私の頬を強く叩く、心に積もる雪が溶けますように。
そして、天気予報が出たのなら少しぐらい雪が降りますように。


春よ、来い、恋。