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いることができる場

これまでのnoteと時系列がめちゃくちゃになったり、整合性がなかったりするかもしれません。まだ完全に言語化できているわけではないので、ご了承ください。

ぼくは人と人の繋がりを作る。

そう気づいてから、2019年9月、アルバイトしてたホテルに就職することを決めました。

そこから、

10月に新しくオープンするホテルに異動。

11月にフィリピンに卒論制作のために行く。

12月、1月、新しいホテルでたくさん働く。

2月、再びフィリピンへ。

3月、ヨーロッパへ渡航。そして、卒業。

4月、正社員として働き始める。

このように月日が流れていきました。

その中でぼくは人が『いることができる場』を作り、誰もがいることができる社会にしたい。
そう考えるようになりました。

就職活動を終えてから今まで何に気づいたのか

ぼくは大学4年生の夏に人との繋がりの大切さに気づきました。

そして、就職活動にて、人との繋がりを作ることができる会社に入社することを決めました。

そこから、約10ヶ月。

ぼくは、卒論を制作したり、いわゆるホテルで働いたり、フィリピンやタイにまた行ったり、初めてヨーロッパに行ったりしました。

その中で、ある2つの要素が人には大切であることに気づきました。

1つ目は、人とのコミュニケーションがあり、その中で自分が一個人として存在できることです。

フィリピンをケースとした卒業論文制作のときでした。

前のnoteでも描きましたが、卒業論文では、フラタニティという悪いことを行っている組織を中心に研究しました。
その中で、若者がそのフラタニティに入る理由なども探ったのです。

学校に行くことができなかったメンバーの1人が
兄弟分を求めて入った。
と言っていました。

兄弟分になることで、自分は学校に行けていない自分でも一個人として他の人から承認され、安心したいという想いがあるようでした。
一つの人格としてコミュニケーションを取り、繋がることが、その人の存在を支えるのだと気づきました。

ぼくも、就職活動で悩んでいたとき、まさに友人たちがぼくを見て、話してくれていたから、存在することができていました。
そして、ぼくがフィリピンにもタイにも何回も何回も行き続けたのは、ぼくを奥山滉太として受け入れてくれる人たちがいたからだなあと振り返ると気づきます。

ぼくが就職活動のとき必要だと思った人との繋がりは一個人としてコミュニケーションをすることだったのです。
人との繋がりがやはり人を支える大事なものであると改めて感じました。

2つ目は、落ち着いて寝たり、文化芸術活動に取り組んだり、見たい映画を見たりなど、周りを気にせず自分のしたい時間を過ごすことができることです。

ホテルで働く中で感じ始めました。

ぼくが10月まで働いていた渋谷のホテルは、カプセルホテルとホステルの合体したような簡易宿泊所でした。
そのときまで、渋谷のホテルが人が繋がっていく機能について感じて考えることはあったものの、部屋の機能について深く考えたことはありませんでした。

ただ、10月半ばから異動した先のホテルは簡易宿泊所ではなく、ホテルでした。そのため、ホテルの部屋とはどんな役割を担っているのかということを考え始めるようになりました。

そこで気づいたのは、ホテルの部屋は誰かに邪魔されない空間であるということです。

ぼくが働いているホテルに泊まったとき、寝たいように寝ることができる。音量を気にせず好きな映画を見ることができるんだと思いました。(もちろん異常な大きさな音量はダメですけど笑)

自分のしたいことに集中できたから、とても良い時間でした。

ただ、考えてみると、そのような環境は別にホテルの部屋だけではありません。

今、振り返れば、そういった空間に出会ったり、そういうのと逆の空間を体験していたりしていました。

渋谷で働いていたカプセルホテルにあったコワーキングスペースは、ぼくが作業したい時に適した場所でした。
広いデスクのスペースがあり、内装は洗練されており、課題や学生団体のことをやるのにピッタリで、仕事終わりに良く使っていました。

東南アジアやヨーロッパに旅行したときは、ドミトリーのベッドは完全なるリラックスをすることができないことが多かったです。
寝ているときでも、警戒心を保っていないと不安だったからです。
ただ、あるドミトリーのキッチンスペースがぼくにとって、警戒心も持たずにしたいことをできる空間となっていました。スーパーで買ってきたパンを何も考えずに食べたり、日記をずっと書いたりして、とても良い場所でした。

自分も、周りに気を配らずにそのときしたいことができる空間に救われていました。
だから、自分のために、必要としている人のためにも、そのような空間をしっかり作っていきたいと思うようになりました。

この2つの気づきに共通していることは、人がありのままにいるためということでした。
存在することが受け入れられる場所です。

だから、ぼくは、その場を『いることができる場』として、たくさん作って、誰もがいることができる社会を作っていきたいと思うようになりました。


コロナと共にぼくはどんなものを作るのか

『いることができる場』をぼくはホテルで作っていこうと思っていました。

前に働いていた渋谷のホテルで、知らなかった人同士が繋がる新しい出会いを見てきて、今働いている川崎のホテルで、こういう部屋だから来てるという声を聞いて、ホテルなら、2つの要素を満たすことができると感じていたからです。

新型コロナウイルスがここまで蔓延するまでは。

新型コロナウイルスが未だに猛威を奮い、これからの社会は新型コロナウイルスと切っても切り離せない状況になるかもしれなくなりました。

もしこのまま接触行為が避けなければいけないものとなれば、コミュニケーションの難易度が高くなってしまいます。

コミュニケーションは喋ることだけでは無く
体を使い、そして、その場の雰囲気があることで、良いコミュニケーションが生まれますと思っています。

だから、違う場所にいる人と良いコミュニケーションを取ることはとても難しいのです。

ただ、このコミュニケーションが難易度が高くなるということを受け、自分の中で視野が広がりました。

オフラインの場だけで、オフラインの場を活かしていくことで、理想の『いることができる場所』は作ることができると気づいたのです。

だから、オフラインでホテルで頑張りつつ、noteやYouTubeを使って発信していこうと思います。

最後に

みんなで「誰もがいることができる社会」を作っていけたら嬉しいです。

一人一人、「いることができる場」は異なると思います。
そして、どんな場でも誰かにとって、「いることができる場」になり得ります。

だから、みんなでちょっとした場を大事にして、色んなところに素敵な場がある社会にしていきたいです!

今後ともよろしくお願いします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
マガジン「ぼくのこれから」はこれで終わりになります。

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