ここに来ると落ち着くんです。
2ヶ月ぶりに降り立った仙台駅。さっきまで降っていたであろう雨は既にあがっている。ペデストリアンデッキはまだ乾き切っておらず、滑らないように慎重に歩いているサラリーマンやOL達で賑わっっている。
エスカレーターで1Fへ降りるとタクシープールがあり、天気の良い日は暇そうにしているタクシー運転手達は、今日は雨が降ったせいか忙しそうにしている。
タクシー乗り場を通り過ぎ、ビルの脇をスルスルと抜けて歩いて行くと、常宿にしているホテルに辿り着く。ここまで来ると、毎度のことながら「ホット」するのです。
いつもであれば、行きつけの寿司屋にチョロっと顔を出すのですが、今夜は出来ません。明日は人間ドックだからです。
今回仙台に来たのは、仕事ついでに人間ドックを受診する為です。いや、正確には人間ドックのついでに仕事を入れたのです。6年前に単身赴任で仙台に住んで以来、毎年この地で人間ドックを受けるようにしています。学生時代、同じサークルだった医学部の先輩が、バイトとして勤務していたこともあり、毎年受診するのが楽しみだったりもします。
仙台はこれまで2度程住んだことがある。学生時代と6年前の単身赴任生活。
栄養失調気味だった20歳の時、初めて覚えた日本酒の味「乾坤一擲」。僕には忘れられない、青臭くて切ない味なのです。
あれから30年。歳を取りました。当時住んでいた面影こそありますが、仙台の街もすっかり変わってしまっている。身体も当時からしてみれば想像以上に成長しました。「乾坤一擲」で覚えた東北の味。そのお陰でみるみる体重も増え、気がつけば卒業後60kgも増えた事もあります。今では大幅に減量して落ち着いていますが、それでも昨今のコロナ禍のせいで、身体年齢なるものは、この1年で10歳も増えてしまいました。
身体年齢って何なんだよ。。。
昨年、先輩と交わした約束、10kgの減量...。これは軽くクリア出来ましたが、身体年齢が増えてしまった。でもここは指摘されていない。黙っておくことにしよう。
明日の今頃は胃カメラも終わっている。鎮静剤も醒めているだろう。
夜の国分町にフラッと出かけたいが、やはり今回はやめておこう。
「乾坤一擲」でも買い占めて、ホテルの部屋でひとり呑みでも楽しむかな。
最後まで読み進めて頂きありがとうございました。
早く元の生活が出来るようになって欲しいですね。🌱
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