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パートナー探し 私の裏の顔

さて悶々とした数日(なぜ悶々としているかは前回に記載)を過ごしていたが、彼の本当の顔は私に見せていた顔だ。裏の顔なんてみんなあるんだから、それを気にするべきではない。というポジティブシンキングがまとわりついて、とうとうLINEをしてしまった。
自分からフっておいて、友達として会いたいと言い出す怪物。人の気持ちより自分の欲求を優先する狂気。付き合わない人となんで合わないといけないんだ。どういう神経しているんだ。年と照らしてみても私は相変わらずやばい。

優しい返事をくれるだろう。そんなことを期待している自分がいる。

中々既読にならない。
ブロックされてるだろうな。
でもやるだけのことはやった。(やるだけ…って本当狂っている私)
読まれなくてもよしとしよう。これで気持ちが収まった。
でも折角書いたんだから、読まれなかったらメールしようかな。
もう少し待って、返事来なかったら、ブロックされているみたいなのでメールしましたと送ってみよう。
ヤバイ、怖い、何者!!!思考回路がおかしい。しつこい。

と、こんなことを考えていたら返事がきた。明らかに優しいトーンではない。当然そうだ。つけ放す感じがある。当然そうだ。嬉しそうでもない。当然そうだ。

やっぱりこれまでは気を遣って、譲って、優しくしてくれていたんだ。いい気になっていた私。勘違いして浮かれていた私。

結婚はゴールではなくスタートという。
全くその通りと思う。
私は結婚したらその地位に胡坐をかいてしまった。付き合っていた時はもっと相手のことを考え、相手に合わせていた。結婚して相手に合わせていたけれど、今思うと技術的に合わせていた気がする。考えずにそうするスキルが身に付いていた。感情を出さないロボットの様だったかも。

変わらない人なんていない。自分だって、もちろん旦那さんだってそうだった。優しいだけで相手を決めたら、結局がっかりする。絶対に冷静になる時がくる。優しいに胡坐はかけない。好きでいてくれるから好きなんて論理は通じない。

優しい人といて幸せだなと思うのは中毒性がある。優しくないとなると、お断りしてよかったのではと思ってくる。でもそれなら、絶対誰とでもだめでしょうが!である。

彼の返事も友達として会ってくれるというものだった。が、少々むっとしているように思えて(当然です!!)、優しくない1面がでている気がして(当然です!!)。そうよね、そうよね、優しいは作り物で、こんな感じで長いお付き合いになったら絶対に冷たくなるよねと飛躍をする。渡る前に石橋と叩き割るいつもの悪い癖。それで私は何かに安心するのだろうか。

でもまた時間が経つとポジティブに考えてしまう。訳の分からないことを言っているのはこちらなのだから、少々むっとするのは当たり前。返事を丁寧にくれたということがすでに優しさ。と。

何にポジティブなんだろうか。付き合う気持ちがないと決めたのに近づこうとする私。

私は過去、友達以上恋人未満の人がいた。旅行にもいったがそういう関係にはなっていない。週末デートをし、誕生日をお祝いしてもらい、あちこちに行った。そんな人が何人かいた(同時ではない)。数年単位でのお付き合いだった。その間好きになれない…とずっと悩んでいた。でも相手はもっと悩んでいたと思う。またしても同じ状態にもっていこうとしていることになってしまう。

相手のことを思ったら、会い続けるのでいつまでも忘れられず、でも好きと思われていない、煮え切らない状態が続けるというひどいこと仕掛けている。付き合う可能性があるのからまだしも、結局は好きになれない。こういう奴=私は付き合うと言ったり、付き合わないと言ったりと人を振り回す迷惑行為を繰り返すのだ。

これはAさんにも同じことが言える。

Bさんは好きなのだが後ろにあるものが私では背負いきれない。付き合えないと結論をだしたのだが…会いたい。見ないようにすればいい。といいつつ裏の顔を詮索してしまった。浮気をしていた旦那さんのかばんを毎日盗み見ていたように、BさんのSNSも盗み見続けるのだろうか。見ても何もいいことないのに。

そこでふと気が付く。そのSNSには私とのことや過去出会った人のことは全く書かれていない。もし私のことを「フッたくせに友達とか言ってきてる勘違いなヤツ」とか「いい年していい気になっているヤツ」とか書いていたら未練なくお別れだ。自分でもそう思うから恥ずかしいということもあるし、またSNSで相手のことをああだこうだと書いているのは相当性格が悪いと思ってしまうからだ。

…だったすると、お別れを言われてしかるべきは私である。

私は同じことを「表」と「裏」で使い分けている。
彼は別のことを「表」と「裏」でもっている。
彼の「裏」が怒りを帯びているのは置いておいて、言葉か悪いのも置いておいて、私は怒りこそないが、偉そうに品定めしているかのようだ。自分の裏の顔をなくすことを人生の、そしてパートナー探しの目標にしていたはずなのに、いつの間にまた表に出さない自分のもう一つの面を当然にもっている。心でごちゃごちゃ言わないで、ちゃんと本人と話をすることが大事。本人に言葉で伝えないのに、裏で本音を書いているなんでよくない。

そしてもう1つ。パートナー探しは同時複数と連絡をとるとしているが、それも「裏」の私だ。お付き合いする前とは言え、実は2人と継続しているというのが知れたら平然と裏切っている人と思うだろう。真面目すぎる?それともその心理が正しいのか?

浮気した旦那さんとか世の中の多くの人は二股をした。(そして簡単にバレる)ありえないと思ったけれど、今は、その思わぬ不誠実をしてしまう心理が分からなくもない。自分の心が決まるまでは両方とも失いたくないというのが本心だ。それに細かい点を正確にとらえるとAさんとBさんに思うことは違っているので不誠実でもないのよ、と自分の中では思えるのである。それを思うと旦那さんも家庭を壊すとは全く思っていなかったようなので、すぐにもう絶望、私が負けなどと結論をださなくてもよかったのかもしれない。

だからBさんと会いたくなったわけではないが、Aさんとはお別れすることにした。Aさんとは一緒にいることを楽しんでいない自分がいた。彼は小さいネガティブ発言が多い。徐々に心がむしばまれていく感じ。あ、また。あ、また。あ、また否定した。と会っているとどんどんテンションが下がる。ちなみに小さなネガティブ発言は過去の私の得意中の得意技で、自覚なく、悪気なく繰り返していた。なので責めることなんかできない。

私は自分から決めて失ったことを、そっちの方がよかったのではないか、今なら取り戻せるかもと選ばなかった方の後悔ばかりしてしまう。Bさんは正にそれだし、旦那さんともそれで悩み苦しんだ。けれどAさんにはそれはない。2か月会ってきてやっとはっきりした。

改めて、人生で克服できていないことが、できるまで挑戦するようにと言わんばかりに発生するなと思う。

1.表ではいい顔してしまう。裏の気持ち(本心)を本人に言えない。
2.幸せになれないのは決断しないから。決断せずに悩んでいるので、幸せの一歩を踏み出さない。
3.付き合う、結婚するという責任を負うのが怖い。
4.結論を出しても選ばなかった方に未練、追いかけたくなる。
5.知ったとていいことないのに、調べて知ってしまう。

そして何よりこれらを変える行動をしない自分。
万事塞翁が馬が座右の銘だというのに、実際はその通りに全くできない。欲、なんだな。
決断できない自分。

決心しないといつまでも幸せになれない。いつまでも悩んで、選択肢を持ち続け、自分にとって何が一番いいのかを考え続ける。それに時間を使う。

幸せになるには決断が必要。その決断が例え違ったと後から気がついても、早く決断すれば、結果も早く分かり、次のスタートも早く切れる。幸せにならないように足を引っ張っているのは停滞させて自分自身なんだな。

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