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あなたが幸せならそれでいい。だから離婚する。

ここでは、離婚のこと、おひとり老後の備えのこと、日々感じていることをnoteしています。今回はその2回目。
まずは離婚のことを少しづつ書いていこうと思う。

離婚に至るまでの経緯、その時の気持ちや葛藤、離婚してからの後悔と孤独。たくさんの複雑な思いがある。だからひとことでは語り尽くせない。

大喧嘩をしたわけでもなく、大いに揉めたわけではない。のにだ。
子供もいないし、共同の大きな財産があるわけでもない。のにだ。

離婚するのがこんなに辛いことだなんて知っているようで知らなかった。
そして忘れがちだけど、相手にもきっとこの複雑な思いがあったことはず。

離婚の原因は単純に言ってしまえば、彼の浮気である。けれど、浮気が許せなかったわけではない。

私は考えた。
浮気ではなく本気なのだと。
仮にそうでないとしても、恋が始まったばかりの相手には勝てない。
2人は関係を続けていくだろう。それをそばで見ているのは耐えられない。
いや、そもそも、
彼は彼女といる方が幸せなんじゃないのか。
別れさせるなんて、彼を不幸にするだけ。
無理に別れさせても、私はもう彼を喜ばせたり、笑わせたりできない。そのやり方が全く思いつかない。分からない。
彼女といて幸せなら私の出る幕はないのではないか。
彼は私とは再婚だった。再婚してやっと見つけたパートナーとの時間が幸せではないなんて可哀そう過ぎる。相手が私でなければ幸せになれたのに。
彼を解放してあげたい。
幸せになることに貪欲なのは決して悪いことではない。
そんなことばかり考えていた。

あの時の私は究極に自分に自信がなかった。
相手を責める気持ちはなく、
ただただ自分が不甲斐なく、幸せにしてあげれていないことが申し訳なかった。そして彼の一度きりの人生は彼がやりたいようにさせてあげたかった。

そして私は
「話し合おう」ではなく、「別れよう」と言った。

あなたが幸せならそれでいい。この言葉に嘘はない。心からそう思ったし、今もその気持は変わっていない。

けれど、
これが後に私の最大の後悔となってしまった。
続きはまた次回に


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