詩『永遠のいろ』

『永遠のいろ』


例えば数万年後の地球
人も絶滅した海で
黄色い花は
なにを思って見つめてる?

賑わう真夏の喧騒も
波に焦がれる砂となり
うたかたなれど
なにも無いよりいいだろう

いのちは奇跡と言うけれど
そらの青さのようなもの
永遠なんて
過去が未来のいろをぬる

しずくが花から落ちてゆく
つらい別れをしたように
死後っていろが
やさしくなるのは、君のせい





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