宮城県産のタチウオの塩焼きで幸せ晩酌
先日、スーパーで宮城県産のタチウオ(太刀魚)の切身が安くなっていたのでまとめ買いしてきた。
日本国内でのタチウオの主な産地は瀬戸内海沿岸だが、近年は温暖化の影響で宮城県でも水揚げ量が増えてきているという。
タチウオのお刺身を食べた時のことは、以前noteにも書いた。
今回は、15~20センチほどの長さにぶつ切りされた状態のものがトレーにぎっしり入って1,000円以下というお手頃価格だったので購入。
買ってきたその日に塩焼きにして美味しく食べた後、残りは軽く塩を振ってから水気をふき取り、ジップロックに入れて冷凍保存しておいた。
少々残業となり帰宅が遅くなった昨夜。
買い物してからでは夕食がさらに遅くなってしまうので、まっすぐ帰宅し、冷凍しておいたタチウオを塩焼きでいただいた。
タチウオをひと口食べて、夫婦で顔を見合わせる。
「え?このタチウオ、前より美味しくなってない?」
「美っ味ぇぇぇぇぇ~!」
誤解の無いように書き添えるが、先日、新鮮なものに塩を振って焼いて食べた時にも、十分美味しかった。
しかし、正直なところ、冷凍して数日後の昨日食べたタチウオの方が、数段美味しくなっていたのだ。
塩を振って冷凍したことで旨味がぎゅっと凝縮されたのか、まるで干物のような濃厚な美味しさ。
これには、正直なところビックリした。
もちろん、お刺身も美味しかったし、新鮮な白身を塩焼きした時のふわっふわの美味しさも捨てがたい。けれど、冷凍保存することで味が落ちるのではなく、むしろ濃厚になることもあるのだと気付くことが出来て良かった。
これからは、お手頃価格のタチウオを見つけたら、積極的にまとめ買いして食べようと思う。
ちなみに昨夜の晩酌写真にあるメヒカリも、先日まとめ買いした際に下処理して片栗粉をまぶしてからジップロックに入れて冷凍保存しておいたものである。
下処理済のメヒカリは、テフロンの小鍋に1センチほどの油を温めたら凍ったまま入れて揚げるだけなので、グリルでタチウオを焼きながら同時進行で調理した。少し大きめのものは二度揚げしたけれど、それでも、トータルの調理時間10分弱。
冷凍しておいたメヒカリは、生のものを揚げた時と変わらないサクサクの食感。身は柔らかで旨味たっぷりで、こちらも美味しかった。
「仕事で遅くなっちゃったから、冷凍庫にあるもん焼いたり揚げたりでちゃちゃっと済ませよう!」と思って帰宅し、急いで料理したものが、結果的には予想以上に美味しいものばかりになった。
冷凍庫とジップロックに感謝である。
魚は、下処理しておけば、冷凍しても美味しい。
たくさん買って、どんどん食べよう。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?