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気仙沼のカツオが美味い!!

 6月12日に公開したnote「女川はメバルもヒラメも美味い」が、note公式マガジン「#フードエッセイ 記事まとめ」に追加されたとの通知をいただいた。

 note公式マガジンに記事を追加していただくのは今回で10本目になる。
 以前からツイッターでは自宅での晩酌の様子や美味しい魚料理の写真をアップしてはいたものの、noteを始めていなければ、こうして地元の美味しい海の幸を文章で紹介する機会も無かっただろうと思う。公式マガジンに追加してくださった皆様、お読みくださった皆様にあらためて御礼申し上げます。ありがとうございます。

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 先週は、女川でまとめ買いしてきた魚で一週間を乗り切る予定だったのだが、諸事情あり買い足しが必要になったため週の半ばの仕事帰りに地元のスーパーに立ち寄った。
 残業の後でいつもより遅い時間だったこともあり、お刺身はもう残っていないだろうと思いつつも鮮魚コーナーに足を運ぶと、その日は運良くまだカツオが並んでいた。
 しかも、気仙沼産。
 


 閉店間際のスーパーは、品数は減っているものの鮮魚に値引きシールが貼られているのが家計に優しくありがたい。普段はなかなか手が出ないような高級なお刺身も、赤いシールに3割引あるいは半額などという文字があれば、ためらうことなく手が伸びる。
 この日の気仙沼のカツオのたたきも本来はかなり良いお値段だったのだが、値引きシールが貼られたのを見て迷わず即買い。ちなみに最後の1パックだった。
 さらに、ホッケの干物も2枚購入。
 結果、その日はいつもよりにぎやかな食卓になった。

せっかくの大堀相馬焼の小皿が逆向きになっているのに後から気付く。
早く食べたくて慌てていたに違いない。

 
 気仙沼のカツオのたたきに青森のニンニクすりおろしを添えて。
 そりゃあ美味しい。美味しくないはずがないのは分かっていたが、その美味しさは期待以上だった。ぷりぷりというよりモチモチな食感のカツオは脂ののりも程よくて、噛めば口いっぱいに独特の甘みと旨味がじゅわっと広がる。そこに青森県産のニンニクの香味と甘味が交わるともう最高。箸が止まらなくなる。

 写真上のホッケの開きも値引きシールが貼られていたので購入。こちらも日頃はなかなか手が出せないお値段の沼津の干物である。北海道産の肉厚なホッケの干物をばくばく食べて育ってきた人間ではあるが、こちらの小ぶりな干物はまたそれとは違った上品な味わいで美味しかった。
 野菜は女川で買ってきた宮城・石巻のプチトマトと古川のズッキーニ。どちらも美味しかった。そして我が家の定番・リュウジさんのレシピで作ったキュウリの豚バラ肉巻き。ちなみにキュウリは魚と一緒にスーパーで追加購入したのだが、福島県産でこちらも美味しかった。
 魚も野菜も、新鮮なものを美味しくいただけるのは幸せだ。


 それにしても、

 いつもお手頃価格の魚を選んで美味しく食べて暮らしてはいるが、今回の気仙沼のカツオや以前noteに書いた金華サバ、あるいは塩釜のマグロなど、めったに食べられない高級なお魚はやはりずば抜けて美味いのだなぁとあらためて実感した。
 こうした地元のブランド的な美味しいものが、最も美味しい旬の時期に、しかも身近なスーパーの店頭に並んでいるというのは、物凄く恵まれた環境なのではないだろうか。
 それを値引きシールが貼られた後しか買わない(買えない)自分を反省しつつ、秋の戻りガツオの季節には初物を颯爽と買い物カゴに入れたいものだと思っている。値引きシールが貼られる前に、ためらうことなく。

 そのためにも、今日もしっかり仕事を頑張ろう。


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