クロノタイプは存在するのか?

まずクロノタイプとは何か?

参考資料として、『独立行政法人 国立精神・神経医療センター 精神保健診療所 睡眠・覚醒障害研究部』がホームページで公開している記事を抜粋した。

それに対して僕の考えを述べていく。

『ヒトは昼行性で、通常は昼に活動的で夜に休息(睡眠)を取る動物ですが、そのタイミングは一人ひとり少しずつ異なります。』

→それは確かに若干個人差はあると思うのでそのとおりだと思う。

『この一人ひとりがもつ時間的なタイミングの傾向がクロノタイプです。』

→そういう定義と言うことらしい。

※ちなみに朝型夜型と2パターンに主に分かれるが、細分化すると4パターンに分かれるようだが話が長くなるのでここでは朝型夜型の2パターンで考えていく。

『クロノタイプは一般に「朝型夜型」と呼ばれるもので、特別な用事がなければ、朝型の人は日の出ごろに目覚めて早い時間帯に活発に活動し、夜は早々と床につくのに対して、夜型の人は日が高くなってからようやく起きだし、昼間はなかなか元気が出ず夜になってから目が冴えてきて、深夜遅くにようやく眠りにつく、といった具合です。』

→これは個人差の話で確かにあるとは思う。

がしかしクロノタイプというものが存在するかは懐疑的である。

理由はまず多くの人間は朝から夜にかけて活動をして夜に寝るという習慣が身に付いていて、自然と夜に眠くなり朝に起きるようになっているからである。

それは学校や仕事が大抵、朝からある事に起因する。

一部、夜間学校だったり夜勤もあるため、その場合は必然的に朝に起きて活動する必要がないため昼夜逆転しやすくなり、また夜に主に活動するため、そう言った一部の人間の事を夜型人間と呼んでいるに過ぎないと思っている。

また歴史を辿れば狩りをしていた時代は朝に男は狩りに出掛けて狩りをして動物を捕まえて午後や夜に家に持ち帰り、午後や夜から家で待機していた妻が動物を焼いたりなどして調理をして食べて、夜には寝るという習慣が付いていた。

狩りは朝や昼といった太陽が出ている時にしか動物を見ることができないため太陽が昇ると狩りに出掛け、太陽が落ちて暗くなってきたら家路に向かったと考えられる。

つまりクロノタイプが存在していたとしたも、古代の狩りをしていた時代は皆、朝型の生活をしていた。

つまりクロノタイプがあるとするならば人間は皆、朝型でないとおかしいと思う。

ゆえにクロノタイプが朝型夜型と2パターンあると言うのはありえないと思う。

『クロノタイプは体内時計によって強く影響されており、朝型と夜型の人をくらべると、体温やメラトニンといった体内時計を反映する機能のタイミングが朝型で早く夜型で遅いことが知られています。』

→これは当たり前で太陽光に当たっていないからである。

昼間に太陽光に当たるとセラトニンと言う脳から分泌される睡眠物質のメラトニンの原料が発生されて、夜にはメラトニンに切り替わり分泌量が増えるためである。

つまり『クロノタイプは体内時計によって強く影響されている』は間違いであり、シンプルに昼夜逆転している人は太陽光にほとんど当たらないためメラトニン物質が少なく機能のタイミングが遅れるのは当たり前の話である。

『また、夜型の人ほど体内時計が持つ1日の長さ(周期)が長いようです。』

→これに関しては不明。

根拠がない。

『双子の研究によると、クロノタイプは50%程度遺伝的に決定されています。』

→これに関しても不明。

ただたしかにクロノタイプが存在するのであれば、例えば両親が夜型の遺伝子を持っているのであれば、自分も持つ可能性は高いのは分かる。

しかしながらちなみに自分はクロノタイプが存在するのであれば夜型人間に該当するが(ほとんど毎日、昼夜逆転していて、夜になかなか寝付けず朝に寝ることが多いから。)両親は完璧に朝型の人間である。(父親は朝から仕事をしていて寝るのがかなり早い。また母親はその父親の朝ごはんを作って渡す都合上、朝に起きているため、朝型の人間である。)

『このように、クロノタイプは個人が生まれつき持っている体内時計の特徴を反映したものと考えられます。』

→以上の自分の考えから分かるように生まれつきクロノタイプを持ち合わせているとは考えにくい。

シンプルに生活環境に影響するだけだと思う。

朝から学校や仕事がある人は必然的に朝に起きて夜寝るので朝型の人間と判定されるし、逆に夜間学校や夜勤がある人は朝に起きる必要がなく昼や午後に起きる、つまり深夜や朝に寝る人が多くいるため、また夜に活動するから必然的に眠くなるのが朝や昼になり、そこから寝るため、夜型人間と判定されるだけだと思う。

つまりまとめるとクロノタイプなど存在しないと思う。

また夜型人間になると自律神経失調症になったり体の調子が悪くなったりすることが医学的に判明していることであり、古代の狩りをしていた頃から考えても、人間は本来は朝に起きて午後や夜まで仕事など活動をして夜に寝ると言うのが正しい人間の体に合った行動であると考えられるため、クロノタイプがあるとするならば、遺伝子的には人間は皆、朝型の遺伝子を持つクロノタイプを持っていると自分は考えます。

皆さんのご意見をお待ちしています。

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