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05 | 無限の時間の使い方

さて、前回は無職実用編ということでかなりしっかり行政のアレコレについて書いたが、今回は無職になってから私はどう過ごしていたか?のお話



結論、3ヶ月何もせずに過ぎた


ここ数ヶ月を振り返るとマジで永遠に無駄な時間を過ごしすぎて自分でもビックリする。あっという間の3ヶ月であった。これでも無職になる前は沢山積んだ本を読んだり、ネトフリで映画を観漁ったり、旅に出たりして今までの多忙な日々で出来なかったことをやるぞー!!と意気込んでいたものである。

人間は恐ろしいほど適応能力に長けた生物なので、無限の時間にも一瞬で慣れる。1週間もすれば何もしないダラダラした時間にも慣れてしまうし、更に恐ろしいのは家にずっといる状態に慣れてしまい、段々と外に出ること自体が億劫になってしまうことだ。これは上京したての頃に無職をしていた時も経験したが引きこもりはこうして生まれるのか、、、と戦々恐々としたものだ。昼を外で食べる、サウナに行く、友人と酒を飲むなど理由は何でもよいので、なるべく積極的に外に出る予定はいれよう。

しかしこれで今回確実に学ぶことの出来たこともある。自分は性格上、働き先があるのであれば定年後も何かしらのバイトをした方が絶対に吉である、ということだ。さもなくば今回のように生産性の無い日々をダラダラと過ごし、早々にボケるであろう。あゝジジイの予習が出来てよかった、、、



一方で無職の身でよかったことも当然あって、当たり前だけれど日時の融通が付きやすいので友人と会いやすかったり、行きたいライブにしっかりと行くことが出来るといった利点はやはりデカい。前職では土日はまず休めなかったので、職場の都合など気にせず友人の結婚式にしっかり参加できたり、休日に友人とバーベキューをした時間は多忙であった前職で諦めざるを得なかった時間を取り戻すような感覚があり、大いに良かった。

友人宅の庭でバーベというザ・休日といった行事


それと時期的に美容師の頃は行きたくても行けなかった音楽フェスに行くことは叶わなかったが、先日初めて日比谷野外大音楽堂(いわゆる野音)のライブに足を運ぶことが出来た。野音のライブは主に土日に開催されることが多く、ミュージシャンの夢の舞台とも言えるあの空間を改装される前に一度は体験したかったのだ。野音で見た"踊ってばかりの国"は本当に素晴らしかった。

結婚式のムービーで使ったOrionもやってくれた



まとめると無職はのんびりと出来るけど1ヶ月で飽きるし、それ以上ゆっくりしてしまうと引きこもり症候群になりかねないので、心が健康であれば長期の休みは個人的にあまりオススメしない。

無職は心のフリーランスみたいなものなので、自分の精神をしっかりと管理出来ない人はあまり向いていないと思う。

適度な疲労やフラストレーションは刺激になる。大前提として日々過酷な労働をしているからこそ、たまに旅行に行ったり、ライブに足を運んだり、サウナに入ったりして心が喜ぶのだ。無職にはこれが無い。


転職先が決まっている人は有休消化などでゆっくり休むのは全然アリだが、これから転職先を探す人は無職漫喫と同時進行で転職活動を進めるため、何社か応募くらいはしておこう。なんやかんや書類審査から面接となると、応募してから1週間くらいかかるので全然ゆっくり休みながら転職活動は可能だ。

ちなみに自分は「仕事なんてこの転職大航海時代にゃあすぐ見つかるでしょう!」とタカを括り、退職して1ヶ月程は求人に応募すらしていなかった。3ヶ月前に戻って3発ほどぶん殴ってやりたい。

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