ゴールを迎えて。

「お世話になりました。」

2022年12月に退職交渉→退職が確定し、幕を開けた2023年が終わり、2年8ヶ月勤めた鍼灸整骨院を退職した。

12月に入り、本格的な引継ぎ業務が始まった。
主に担当患者の情報開示、事務作業周りに年末清掃も相まって、毎日ドタバタしていた。

ただ、患者の動きが変わってくれたお陰で、スムーズに作業が進み、かなりいいスタートが切れた。が、患者の情報開示の際、一年分の担当患者の容態を確認したが、容態が改善されてない患者が多かった。
見落とし、アプローチミス、原因を挙げればきりがない。

ただ、順調に業務を済ませていき、退職前、最後の週。
担当した患者にお礼をしていた。社会人、ご高齢の方からは
「次の所で色々経験してください。」などのアドバイスを、
学生の患者からは、「寂しいです。」と素直に伝えてくれる子が多く、
技術は抜きにして、人柄は評価されていたんだなと実感したし。でも、同業者の人たちなら、ありえないと思うが、昨年一年、ホントに治療に関する勉強をせず、施術しかしなかった。そりゃ、治せる患者も少ないし、ある意味、施術者としては、失格に値するものと思っている。

最後の週は結局、毎日残業をしたが、しっかり引継ぎ業務を終え、退職を迎えた。最後まで管理鍼灸師の上司の態度が変わらなかったのがある意味、せいせいしたし、開放感がすごかった。
人間関係も、よくよく考えたら、辞めたいと言う原因の1つになったし、この人からかけられた言葉の捉え方が、今の自分の軸になったと思う。
そういう点では、感謝している。


2年8ヶ月、治療に入り、1年10ヶ月。
勿体ないといわれるかもしれない。でも、やり通した。出し尽くした。現状の分は。
もちろん、鍼灸の本当の面白さをまだ知らないのかもしれない。奥深さを理解していないとは思うが、ほんとにこの選択に、悔いはない。

まだ現場に出ている専門学校の同級生は凄いなと感じる。辞めてないみたいで。
けど、他が経験できない事にいち早く経験できることは、何よりワクワクしている。不安もあるが、焦らず、次に向けてやっていく。

ホントにいい経験になった。











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