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韓国国立現代美術館 국립현대미술관 서울관

9月11日(水)

今日は、3級で同じクラスになった日本人のオンニからお誘いいただき、ソウルにある国立現代美術館に行ってきました。
実は大学(休学中)のゼミで同期たちの卒論中間発表があり、そちらをzoomで見学するか迷っていました。しかし、現地で味わう生の体験は貴重なのと、4展示を無料で閲覧できるソウルアートウィークが今日までだったので、こちらを優先しました。

結論からいうと本当に行ってよかったです!韓国で美術館に行くのは初めてだったのですが、とても興味深く閲覧できました。今回は以下の4展示を無料で見ることが出来ました。

사물은 어떤 꿈을 꾸는가
(事物はどんな夢を見るのか)
정영선: 이 땅에 숨 쉬는 모든 것을 위하여
(チョン・ヨンソン:この地に息づくすべてのために)
접속하는 몸:아시아 여성 미술가들
(接続する身体:アジア女性美術家たち)
국립현대미술관 다원예술2024:우주 엘리베이터
(国立現代美術館 多元芸術2024:宇宙エレベーター)

個人的に一番面白かったのは、사물은 어떤 꿈을 꾸는가(事物はどんな夢を見るのか)という展示です。様々な芸術家たちの視点から見た、物質や物の解釈がありました。自分では到底思い及ばない思考からの解釈を具現化した作品がたくさんあり、韓国語の勉強にもなりましたが、それ以前に面白い思考にたくさん出会えたことが自分にとって良い経験になりました。

1つの物質以外は、全く同じ材質分量を使用して作られた、何十種類もの素材が並べられていて、その質感や色の差異で異なる1つの物質によってもたらされる影響を可視化しているもの。マテリアリズムという考えのもと、物を物質の塊として捉えて、キューブ型の素材として具現化したものなど、興味深い考え方にたくさん触れることが出来ました。

マテリアリズムで捉えた電球

解説や作者名などの情報、字幕や音声ガイドはすべて韓国語と英語のみだったので解釈が難しい部分も多かったのですが、辞書や翻訳機を活用しつつ自分なりに楽しんで閲覧できたと思います。
展示会などは、韓国語のレベル的に難しいかとあまり挑戦せずにいましたが、美術館の場合、解釈は自由ですし主に物体を見ることがメインなので、思ったより韓国語ネイティブでないことによる疎外感を感じずに楽しむことが出来ました。
帰国までに他の美術館にもいくつか挑戦してみようと思います。

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