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#8 泣きやませ四十八手(随時更新)

とにかく泣き続けるウチの娘。
ぼくはその度に泣き止ませようと奔走します。
まさに今、育児の厳しさを目の当たりにしているところです。

泣く子を「あやす」という言葉がありますが、なだめて、鎮めるために、ぼくと妻で開発する"あやし"のレパートリーは日々増え続けていきます。そのレパートリーをかき集めて、泣きやませ四十八手なるものを編纂することにしました。ふざけたタイトルですが、現場は、かなり泥臭く真面目にこれをやっています。

この記事は、日夜、休みなく泣き続ける娘をどうにか泣き止ませようと模索するぼくの奮闘録でもあります。色々試したことがうまくいって泣き止む時もあれば、全くそうはいかない時もあります。くわえて、以前はこの技で泣き止んでいたのに、今では全く効かなくなった技も存在します。泣いている理由やタイミングも関係していると思いますが、きっと、子供自身が成長していることも影響しているでしょう。泣きやませるために親が試した技の記録は、そのまま子供と親の成長の記録にもなりそうなのでここに書き留めておくことにしました。

無事に子供が生まれた時、心の底から喜びました。どの親御さんも同じだと思います。その当時の気持はずっと心の中にありますが、育児に追われ、忙殺されるような日々を送っていると、心ならずも生活にストレスを感じてしまいます。そんな時こそ、新たな着眼点で育児を楽しみたいものです(その結果がこれです…)

娘が初めて泣き出した時、オムツを替えることすらできなかったぼくですが、今ではチョチョイのチョイ(死語)でオムツを替えられるようになり、娘が大泣きする度にコツコツとレパートリーを増やしています。勿論、定番の技も試してますし、独自に編み出した突飛なものもあります。未完成段階で公開しますが、編纂途中なので、新しい技が追加されたら随時更新していきます。

この四十八手が、泣きやまない赤ちゃんを抱えて息詰まる方の参考になれば、これほど嬉しいことはありません。まだ書き始めてもいませんが、これから48個も技を書いていくつもりです。ネタ切れしないよう、なにかいい技があればぜひコメントで教えて下さい!

※念のため育児のベーシックな知識ですが、赤ちゃんは泣いて当然何をしても泣きやまないこともあるそうです。あまり泣きやませることに固執しないことも大切だそうです。育児に疲れた時には、迷わず気分転換をしましょう!そして、どうしても心配という時は医師に相談しましょう!

それでは、四十八手を公開していきます!


1 オムツ替え

これ基本です。まずこれです。泣いてたらまずオムツを確認するというは、空港に着いたらまずパスポートを確認するのと同じくらい基本的なことです。しかし、意外と盲点になりがちです。

失敗事例として、いつまでも泣き続ける娘を、きっと暑いに違いない!と服を脱がせて裸ん坊にしてあやし続たことがあります。しかし、注意深くオムツに目をやると、シャキーンと青いラインが(ウチはパンパース)。娘からすれば、オムツを替えて欲しくて泣いてるのに、母乳を飲まされ、いつまでも抱っこされて、歌など聴かされ、しまいには服を脱がされ、なんとも見当違いな親だと、さらに泣きたい気分になったことでしょう。この失敗から泣いてたらまずオムツを疑えってのがウチのルールになりました。失敗から学んだ教訓です。

2 母乳orミルク

最強の技です。母乳に関しては、父親のぼくは出すことができないので、妻にひれ伏して感謝するのみ。だいたい母乳かミルクで一旦は泣きやみます。それでも泣きやまなくなってからが、いよいよ腕の見せどころです。

3 抱っこ(ステップタッチ)

オムツを替えて、母乳orミルクでも泣きやまない時、とりあえず抱っこをするのが自然な流れでしょう。座った状態で抱っこするのは、ウチの娘的にはNGなようで、基本姿勢はスタンディングの横抱きです。ただ、スタンディングとはいえ、直立不動はこれまたNGなようなので、少しステップを踏みます。ぼくがやっているステップに近いものがYouTubeにあったので貼っておきます。


4 抱っこ(ジンバルモード)

3で書いた「抱っこ(ステップタッチ)」をやっていた時、あまりに調子に乗って激しく動きすぎて妻に注意されたことがありました。赤ちゃんを激しく揺さぶるのはご法度。将来、言語障害や学習障害、歩行困難、失明を起こす危険性があるようです。

(画像 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000030731.pdf)

さて、激しい揺れはよくないと解かり開発したのがジンバルモードの抱っこです。ジンバルとは、滑らかな映像を撮るために使われるカメラを固定する機械のこと。知らない方のためにスマホ用のジンバルの映像を下に貼っておきます。

ジンバルモードの抱っこは、ジンバルに固定されたスマホ同様、横抱きした娘を床と平行の位置にキープし、相変わらずぼく自身は激しく動き続けます。娘に揺れや振動が伝わらないようしっかり腕から先は固定しておくことが重要です。解りやすく例えると、パントマイムの綱引きをしているような画になります。実質、抱かれている娘からすれば、直立不動の抱っこ同然。ただ、周辺で父親が動き続ける奇妙な光景ですが、僅かながら効果があります。

ちなみにDJIのOsmo mobile3は、ぼくも使ってます。手持ちでは撮れない滑らかな映像が撮影できてオススメです!

5 抱っこ(下向き)

この抱っこは、子供を持つ友人から教えてもらった方法です。横抱きの要領で、赤ちゃんを反対向き(うつ伏せの赤ちゃんを抱える感じ)に抱っこします。沐浴で背中を洗う時の状態を抱えあげるイメージです。そんな方法で泣きやむのかと初めは疑っていましたが、試してみたところ、一瞬で泣き止みました。ちなみに、やりすぎは効果が薄れるそう。確かに、初回は一瞬で泣きやみましたが、2回目3回目と回を重ねると、徐々に効果が薄れている感じがありました。この技は奥の手的位置づけで、ここぞという時に使うのがよさそうです。

6 抱っこ(縦抱き)

妻が助産師さんから教わり伝授してくれた縦抱きです。赤ちゃんは、抱っこする人の鼓動を感じて落ち着くのだそうです。初めは横抱きしかしていませんでしたが、今では(4週目現在)縦抱きがしっくりくるようで、泣き止む時はほとんど縦抱きをしている時です。「シーッ」と声を出しながら背中をポンポン叩いたり、呼吸を合わせてみるのがぼくのやり方です。根拠はありませんが、赤ちゃんも人間なので、抱っこする親がイライラしていると密着してるので感じ取るんじゃないかな?と勝手に想像しています。思い通りにならないのは親も子もお互い様ですが、自分の機嫌は自分でとるのが大人です。できるだけテンション高く、心に余裕を持って抱っこすることを心がけています。

7 光と影

これは偶然発見した技のひとつです。暗い部屋に移動すると、ドアの隙間や、窓際や壁際から光の筋が入ることがあります。この暗がりに差し込む光の筋を子供の顔に当てたり、外したりします。たいがい眩しそうな表情をして、そのまま寝落ちしてくれます。生後2週目くらいまでは絶大な効果がありましたが、魔の3周目(訳もなく泣き続けた期間)を機に、あまり効果が得られなくなりました。

8 戦略的沐浴

沐浴をすると、赤ちゃんは体力消耗して眠りやすくなります。そこで、予めグズる時間を予測し、逆算してお風呂にいれることで、泣きのピークを回避するという技です。基本的に四十八手は、子供の泣き<アクション>に対し、泣きやませ<リアクション>をとる形式ですが、戦略的沐浴は親から先手を打ってアクションを起こす高等テクです。

9 冷蔵庫

泣いている娘の気をそらすテクニックです。冷蔵庫を開け、中から出てくる冷気を浴びさせます。ただそれだけです。あまり効果はありません。

10 ビニール袋

定番ですが、ビニール袋をくしゃくしゃと音をたてて気をそらす方法です。母親の体内の音に似ているらしく、不思議と泣いていた娘が泣きやみました。ウチの娘にこの技の有効率は50%くらいです。

11 ホワイトノイズ

生後3週目は「魔の3週目」と呼ばれ、何をしても泣きやまないことがあるそうです。自分の娘が「魔の3週目」に突入した時、「魔の3週目」という言葉や、そんなものがあるということすら知りませんでした。泣きやまない娘を抱えて途方に暮れていた時、ふとYouTubeで泣きやませるいい方法がないかと検索しました。そこで見つけたのがこれです。魔法みたいにすぐに泣きやんでくれました。ついでに、娘の両脇に横になっていたわれわれ親二人もつられて爆睡。手に負えないくらい泣き始めたら、いったんホワイトノイズを聴かせ、様子をみることが多いです。ウチの娘だと、60%くらいの確率で泣き止みます。

12 Watch Me

TVで流し、娘を抱えて踊ります(激しく揺らさないよう注意して)。
日本人は、集まってカラオケで「歌う」文化はありますが、人と集まって「踊る」文化はありません。アメリカに留学していたとき、黒人の友人たちとボーリングへ行ったことがあります。驚いたのは、ボーリングで自分の番を待つ間、ずっと店内で流れる曲に合わせて踊っていたこと。ボーリング場というよりクラブに近い様相でした。「Shungo!もっとビートを感じるんだ」と言われ、ぼくも一緒に踊ったものです。特にWatch Meが流れた時は、ボーリング場全体が盛り上がっていました。全身を使って身体的表現ができる子に育って欲しいという期待も込めてます。というか、泣いてる娘の気を逸らすのにぴったりなようで泣き止んでくれます。

13 Cha-Cha Slide

Watch Meの項目で書いた、ボーリングへ連れて行ってくれた友人たちとハロウィーンパーティで集まった時、家の中でみんなでこのCha-Cha Slideをやりました。泣きやませ効果は絶大です。Watch Meをやる流れでCha-Cha Slideもやります。セットです。そして楽しいです。「6 抱っこ(縦抱き)」で、親のイライラは伝染するんじゃないか?と書きましたが、楽しさも伝染すると思っています。親が楽しんでいることは大事なことです。

9 ゲップ

定番の技に戻ります。泣きやまない時は、ゲップが出るよう促してみるという、よく知られた方法です。授乳後に、ゲップが出なかったり、吐けずに気持ち悪くて泣いている時など、結構効果を感じることができます。

14 抱っこ紐

抱っこ紐を使って抱っこしてみるといいと聞き、試しました。そもそも抱っこ紐の装着の方法が解らず、おまけに娘が小さすぎて、断念。もう少し娘が大きくなってから試してみようと思います。

15 おしゃぶり

泣きが酷かった「魔の3週目」に切り札として買ってきました。が、15秒くらいで吐き捨てられました。後日、機嫌がいい時にもう一度口に入れてみましたが、やっぱり吐き捨てられました。ウチの子には合わないのかもです。

16 添い寝

赤ちゃんと一緒に横になって寝ます。育児をしていると親も相当疲れるので、一緒に寝て癒やさるのもいいと思います(寝てくれた場合の話ですが)。お世話をする方にも充分な休息が必要です。ウチは普段、ベビーベッドに寝かせていますが、両親ともに疲れた時は、川の字になって家族3人で寝ることもあります。意外と泣きやんで一緒に寝てくれるので不思議です。「スリープトレーニング」と呼ばれる「ひとり寝」や睡眠周期を作っていくことにも興味があるので、もう少し大きくなったら始めていこうと思います。

17 手をにぎる

モロー反射を手動で止める技です。すウチの娘は、寝ている最中のモロー反射(急に体をビクッとさせたり、両手をバンザイするように広げたり)で目が覚めて泣き出すことが多いことに気が付き、握手するように手を握って押さえてみるという方法を試しました。おくるみで巻いて押さえるという方法もあるらしいですが、ウチの娘はいつもおくるみを払って手を出しているので握って押さえるしかありません。「一緒に寝る」と組み合わせて、手を握るとやりやすいです。

18 外の空気

夜中に泣いてばかりいた時に、外気に触れると泣きやむという情報を妻がネットで発見し、外に連れ出してみました。勿論、時間は深夜帯だったので、「静かにするんだぞ!泣いたらすぐ家に入るからな!」と新生児の娘に忠告。すると、娘は奇妙なことにすぐに泣きやんでくれました(会話できてる?!)娘は、はじめて体験する夜の屋外の空気に、目を丸くしてキョロキョロしてました。生後間もないこと、外出自粛、梅雨の時期と相まって、全く外の空気を吸えない娘でしたが、少しおちついてくれました。外の空気を吸ってリラックスできるのは、大人も子供も変わらないのかもしれません。

19 中島みゆき

子守唄は何を歌うか、というのは重大なテーマです。とりあえず、日本の歌手で好きな、中島みゆき(大学時代、狂ったように聴いていました)を歌うことにしました。手始めに「時代」とか歌ってみたら泣きやみました(笑)ちなみに、中島みゆきの歌を大きく分けると、壮大な世界や人生、愛をテーマにしたものと、ドロドロの失恋を歌ったものとに大別することができます。当然、子守唄にするのは前者です。赤ちゃんに向かって「道に倒れて誰かの名を 呼び続けたことがありますか〜♪」(わかれうた)など歌えません。


現段階では以上です。
新しい技を試したら、随時追加していきます!
オススメの技があればコメント下さ〜い!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました😁

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