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【映画感想】ダサくて弱くて情けないけど、カッコいい英雄「東京リベンジャーズ」

実写版「東京リベンジャーズ」観てきました!

実は漫画もアニメもノータッチ!でも予告と主題歌「名前を呼ぶよ」に惹かれてしまって観ることに。

ぶっちゃけ、ヤンキー漫画はそんなに好きじゃない人間でした。不良が喧嘩しているのを観て、そんなに興奮しないというか…なんでこの人たちどうでもいい理由で争っているんだろう?という感じが強かったです。

おそらく今まで読んできたヤンキー漫画は「べるぜバブ」くらい…

でも、「東京リベンジャーズ」は違いました。

たしかにヤンキー漫画ではあるけれど、タイムリープものがガッツリ入っていて、SF好きなもピッタリ。それから、どうしてただの不良集団を倒すと自分の彼女が救えるのか?という理由も納得できる形になってます。

てっきりタイムリープは一度だけだと思っていたのですが、違いましたね。ちゃんと現代と過去を行き来する感じなので、過去を変えたことによって現在がどのように変わったのか分かりやすくなった感じになってます。

あと展開もドキドキ。思わず「わっ!!」と声に出て驚くシーンがあり、ドギマギしてしまった。

終わりも…多分、原作ファンからすると若干違和感が残るかもしれませんが、原作知らない人からするときれいな終わり方で良い感じです。

というわけで、個人的に一番良かったと思ったタケミッチーの話へ…

主役が強くない良さ

普通、ヤンキー漫画に限らず大抵の主役は強く、また最初は強くなくても、特訓や不思議な力で強くなっていくパターンが王道だと思いますが、東京リベンジャーズの主役である武道は最初から最後まで弱い。

おまけにすぐ謝るという情けなくてダサい始末。

でも、どんなに弱くても恋人や友達のために必死になって足掻いて努力する。最初は言い訳ばかりで自分には無理だと思っていても、自分が運命を変えると覚悟を決めて挑んでいく姿は、応援したくなります。

カッコよくて強いヒーローが、ムカつく敵をブン殴るのも最高ですが、ダサくて弱くて情けないヒーローが自分の持てる力全て使って努力する姿も最高ですね!

まとめ

原作とアニメはまだ続いているそうなので、実写版で興味を持った方は見てみるといいかも!

ちなみに「東京リベンジャーズ」の作者って、ゴワゴワの裏社会を描いた「新宿スワン」と同じ人。青年誌から少年誌に移っていくにあたり、少年誌よりの絵と話を追い求めたそうな。絵があそこまで変わるのは正直驚き…


こっちが新宿スワン

こちらが東京リベンジャーズ

比べてみると、全然絵柄が違うことが分かると思います。

ちなみに青年誌から少年誌に移っていく過程については、こちらの記事で詳しく書かれてます!


今回の実写版に至ったのも、作者の執念によるところが大きいかもしれませんね。

以上です!


P.S. 最近の映画は実写化するにあたり、漫画のタイトル通りにするのを避けているのは何でですかね?群青戦記もそうだったはず…

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