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2022年8月7日

同著者の「もの食う人びと」と表裏をなすものとして読むも切っ掛けはtoeの同名曲であることから先に知ったのはこちらであるがしかしやはり意図された順番に逆らわなくて良かったと思い、物事に対してそれぞれが抱くそれぞれの本質のようなもの、著者曰く地下茎の生臭くあるようでいて湿気を帯びているようなそれらは実はとても人間らしく美しいものなのかもしれないが、著者のそれを理解こそはできないにせよ分かった気になるにしても自分の勉強不足も多く世界の広さや歴史の複雑さを知り、しかし逆に自分の見ている風景のそれも他人からしたら理解しようともし切れないものでまたその他人のそれも同じくなのだろう。
(反逆する風景/辺見庸)

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