ドラマ「ふたがしら」
弁蔵宗次は
汚い金しか盗まねーと言っているけど、
そもそも金にきれいも汚いもない。
盗んでいい金などない。
"汚い金"を盗みの免罪符にしているにすぎない。
殺しをする甚三と自分たちを分けることで、
自分たちの悪が正義にすらなると思っている。
弁蔵宗次の思考は、世間の縮図に思える。
他人の悪を叩くことで、自らを正義にすることができる。
甚三は悪党に徹する。
手段を選ばない。
それは潔くも見える。
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