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映画 ロッタちゃんシリーズ

長靴下のピッピで有名な、スウェーデンの作家 アストリッドリンドグレーン原作。

「はじめてのおつかい」「赤い自転車」の2作品があります。

5歳児のロッタと、家族や近所の人たちとのたわいのない日常が描かれているだけ、、という、本当になんにも起きない映画です。

そう書いてしまうと、何がおもろいねんと突っ込まれそうですが

我が家では、セリフをそらで言えるくらい子どもたちと何度も何度も観ています。

そんなにハマる理由はなんだろう?

たぶんロッタちゃんがわがままで、やりたい放題で、大人の言うこと 

を聞かない子だから。

お母さんが編んだセーターを、ハサミで切り刻み、怒られて隣家に家出するとか

可愛いというより、憎たらしくて、そんなロッタを、周囲の大人たちは叱ったり、諌めたりしながらも、妖獣を眺めるように、なんとなく日々の生活の中に溶け込ませてしまう。

映画の空気が道徳的ではなく、ピリピリせず、かと言って幼稚でないのは、

北欧の生活時間がゆっくり流れているから。

そして5歳のロッタをみんなが敬愛しているから。

子供は、自分が世界の中心にいると思っていて、万能だと思っていて、

ロッタは「わたしはなんでもできる子なの」と真顔で言う。

そういう時期って、短いけど貴重ですよね。

子どもがそういうことを言った時、

「そうそう、あなたはなんでもできるわ」と言ってくれる大人がいるかいないかで、結構人生は変わるのではないかと思います。

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(我が家でのバムセ)







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