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写真に深みを出すための、光に対する3つの意識

こんにちは、Satoruです。
普段は手作りお菓子を被写体にして、おうちでテーブルフォトを撮っています。

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今回は最近気づいた
テーブルフォトと光の関係についての話です。

それまでは
なんとなく明るいところで撮る
ぐらいの意識でした。

ある日たまたまなんですが、
撮影するときに光を意識してみたら、
妻に「写真に深みがでたね。」
と言ってもらえました!

それがこちらの写真。

コーヒーフロートが飲みたくなる感じ

「深み」というのは、平面的じゃない、何か別の次元の存在を感じるときに使うことばです。

自分の場合、
それまで意識していなかった「光」という要素をきちんと意図的に考えることができた結果、
先ほどの妻の言葉につながったんだなーと。

ちょっと、いや、かなり嬉しかったです。

というわけで、
自分が光について意識するようになった
その流れと意識しているポイントを

光を意識するための3つのSTEP

として、まとめておこうと思います。

内容は初心者向けですが、
実例ふまえて楽しく見てもらえると思います。

特に撮影場所が同じで、ワンパターンになってしまう人にもおすすめしたいです。


STEP 0: 明るい場所で撮る

3つと言っときながら、
0を入れると4つになってしまいますが、、
「まずはじめに」というやつです。

明るい場所で撮るのは、
ブレにくい、ピントを合わせやすい
ということです。

カメラを手持ちする場合、
手ブレしないためには
シャッタースピードを落としすぎないこと
が重要になります。

そのためには
自分が手ブレせずに撮れるシャッタースピード
を理解した上で、
その状態でも撮影できる
十分な明るさが必要になります。

3脚を使ってタイマーで撮るというのもありなんですが、自分としてはテーブルフォトは最高においしく見える画角のようなものを探す楽しみがあると思っています。
なので今回は手持ち撮影の話です。


STEP 1: 自然光が当たる場所で撮る

やっぱり自然光が強いです。
晴れた日に窓際で撮るだけで
たちまちおいしそうになります。

そういう意味でも強いのですが、
自然光は単純に
光源として光が強いです。

自分が感じる、
テーブルフォトの場合の
光が強いときの特徴は3つ。

○ 影が濃くなる → 立体感
○ ツヤが出る → シズル感
✕ 色が薄くなる


キラキラのツヤツヤで
クリームの絞りが際立つプリン

光が当たると影ができますが、
光が強いとより影もより濃くなります。

被写体にコントラストが生まれる
ということですね。

自然とコントラストができるので、
立体感、強調したいシズル感が際立ちます。

なので、テーブルフォトでは
自然光の当たる場所、天気、時間が
おすすめされる理由になります。


シロップかけるときは、晴れてる日に撮影したい


自然光が無理なときは、
照明という手段もあると思います。

ただし、光が強すぎると
白トビしたり、色が薄くなったりします。

ある程度はレタッチで補正できますが
過度な調整は嘘っぽくなるので、
光の強さは撮影時に注意しておきましょう。

STEP 2: 光の当たる向きを変えて撮る

自然光などで、十分な光を確保できたら
次は光の当たる向きを考えます。

順光、逆光、測光というやつですね。

こちらは影の向きや長さが変わるので、
画角全体に影響するコントラストが生まれる
ということになります。

どれが良い悪いではなく、
余裕があるなら角度を変えて
全部撮影してみましょう。


冬の日の逆光で、
チョコレートケーキに影が落ちる雰囲気が好きな1枚


STEP 3: 暗さ、影を意識して撮る

先ほど、STEP2で影の話がでてきましたが、
これが1番の気づきにつながる部分でした。

STEP0で明るいところで撮るという話をしましたが、暗いのはその逆ですね。

明るいことは良いことも多いのですが、
暗いことが単純にデメリットではない
ということです。

暗いこと、
つまり影を意識するということになります。

影を意識すると光が際立つ
影を取り入れると存在を示唆できる

ということです。

光があるところには影が生まれます。

つまり相互に補完する関係なので、
影を意識することでも
光を存在を強調することができます。

うちの場合は朝の時間帯の光が弱いので、
撮影するのが苦手でした。

それがこちらの写真。

朝、光がまだ弱いので暗めでイマイチ

しかし、あるとき
ふと角度を変えて撮ってみようと思ったんです。

それが冒頭でもお示ししたこちらの写真です。

さっきの写真と同じ時間、場所
ちょっと右斜め後ろから撮った写真

同じ時間、同じ場所で撮影したのに
全然違う雰囲気ですよね。

さらに角度を変えると、また違った雰囲気に。

今度は真横に移動して撮った写真
アイスにスポットが当たってて
最高に好きな感じ

写真の奥深さに気付けた瞬間でした。

そこから光と影を意識するようになって
撮影がより楽しくなりました。


影について意識するようになって、
気づいたことを最後にもうひとつ。

影があるということは、
影になる「何か」があるということです。

影を利用することで
写真の中に直接的写さなくても
存在感を忍ばせることができます。

妻が育てているコーヒーの木
3年ですっかり大きくなりました


自分の場合は、

お部屋にあるコーヒーの木の影
夕暮れの日が低いときに伸びる影
曇り、雨の暗い感じ

ですね。


こういったものを意識することで
写真に時間帯や季節感、存在感を取り込むことができ、奥行きを感じるようになります。

曇天の日に撮ったので暗めだけど
なんだか好きだった写真
今なら何が良かったのか分かる気がする

まとめ

光を意識するための3つのSTEP。
ポイントをまとめると、

光を意識することで、

被写体にコントラストが生まれる
画角全体にもコントラストが生まれる
影で時間帯や季節感、存在感が生まれる


意識の幅を増やすことで、
テーブルフォトにも深みが生まれる。
撮影がより楽しくなる。

という話でした!


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