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「SIMULATIONおおさか2040」をつくる理由。

 前回の記事で「SIMULATIONおおさか2040」作成プロジェクトのスタートをお知らせしました。

今日は、起ち上げメンバー4人の自己紹介を兼ねた「なぜ私たちは『SIMULATIONおおさか2040』を作りたいのか?」のメッセージをお届けします!

◎山中正則さん(があ)

2冊目を準備中の「飛び出す公務員」!

氏名:山中正則
ニックネーム:があ

キャリア: 東淀川区(住民登録・戸籍・生活保護)→福祉局(生活保護・高齢者福祉)→健康局(健康推進)→天王寺区(生活保護・広報・防災・健康推進)

得意or好きな仕事: デジタル一辺倒でない仕事効率化、ゲーミフィケーションの活用

苦手な仕事:工夫の余地のないルーティンワーク

《メッセージ》
初めて『SIMULATIONふくおか2030』に参加したとき、「これは大阪市の職員全員が体験するべきだ」と思いました。その日のうちに講師の今村寛さんに「次は大阪に呼びます」と言ったのを覚えています。

 大阪万博、うめきた、IR、大阪はこれからもどんどんと変わっていきます。 大阪市版は市職員の必修科目に。そして、大阪に住む人たちと一緒に、大阪の未来を描けたらいいなと妄想しています。


◎吉田武司さん(たけし/ぶっちくん)

研修講師・バーテンダー・元公務員

氏名:吉田武司
ニックネーム:たけし(ぶっちくん)

キャリア:総務局人事部給与課(共済組合)⇒西成区役所(総務課)⇒人事室職員人材開発センター⇒建設局(総務課) ⇒起業・研修講師、キャリアコンサルタント、バーテンダー

得意な仕事:人前で話すこと(緊張しない)
好きな仕事:人とのつながりが生まれる仕事、協業、調整
苦手な仕事:会計担当はかなり苦戦しました…w

《メッセージ》
『SIMULATIONふくおか2030』に初めて参加した動機は…、忘れました(笑)。 ただ、とてもおもしろいツールだなと思ったことと その時は自治体職員、市民、議員など、本当に多様な人たちが参加していて そうとは知らず、みんなで好き放題あーやこーや話して、悩んで、迷って… そのプロセスをともにすることで街のこと、未来のことを自分事として捉え、すごい熱量で語りあったことをいまでも覚えています。

 2回目の受講では職員が多めではありましたが、それはそれで行政職として 予算や事業実施に関して深い話し合いが行われていました。

 VUCAと言われる予測不能な時代だからこそ、事態がどのように変わってもそれに対応できうる柔軟性、それを乗り越えるためのつながりを作れる場に今回のプロジェクトがなればと思っています。

◎山口照美(てるみん)

元民間人、さらけ出し系・モノ言う公務員

氏名:山口照美
ニックネーム:てるみん

キャリア: 塾講師・管理職→自営業(広報代行会社/研修講師/ライター)→民間人校長(小学校)→教育委員会→生野区長→港区長

得意or好きな仕事: 言語化・見える化
苦手な仕事: 書類の整理

 民間人として大阪市に入り、福祉や教育をミッションとしながら「財源」が無ければどうにもならないことを痛感してきました。少子高齢化・公共施設やインフラの老朽化・所得税&住民税の減少が見えている中で「自治体財政」について考えるツールとして「SIMULATIONふくおか2030」の体験会をした時に、「これはぜひとも大阪版を作らなければ!」と思いました。

 行政の人は真面目で、職位や縦割りを気にして腹を割って話し合う機会が少ないな、と思ったのも動機です。コロナ禍でe-ラーニングがメインとなり、対面で出会い、つながり、視点の違いを学び合い、終わったら楽しく飲む、という機会も激減しました。

 「SIMULATIONおおさか2040」の作成プロセスや体験イベントを通じて、大阪市の未来を一緒に考えてくれる仲間を増やしたいです。


◎櫻井大輔さん(サク)

財政のプロ、ガチ公務員なのに新規事業好き!

氏名:櫻井大輔
ニックネーム:サク(学生時代の友人からそう呼ばれてます!)

キャリア:財政局財務部財務課⇒財団法人地方債協会(財政局財務部公債課)⇒財政局財務部財務課⇒天王寺区役所(総合企画・企画調整・事業戦略)⇒政策企画室(政策企画・政策調査)⇒生野区役所(区長補佐)

得意or好きな仕事:新規事業の企画(子育てバウチャー、婚活支援など)や予算

苦手な仕事:ICT(スマホ歴もうすぐ4年です〜!)

 皆さんは予算編成に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか? 「専門的な知識が必要で難しい」といったイメージが大半で、財源表とにらめっこしながら、実行見込や実行協議、また、限られた財源配分の中での新たな事業の財源捻出にご苦労された方も多いことかと思います。

 3年前(もうすぐ4年前)、私は「SIMULATIONふくおか2030」を初めて体験しましたが、楽しみながら予算について考えられるもので、「入るを量りて出ずるを制す」という予算の大原則についてそれぞれの立場を超えて大いに考えさせられました。

 先日公表された大阪市の令和5年度予算では、市税収入が過去最大の7,945億円と計上されていますが、2040年には、人口減少・少子高齢化が進んでいるので決して楽観することはできない状況だと思っています。

 だからこそ、知恵を絞って、無駄を排して、しっかりと必要な施策・事業に必要な予算を計上することが大事なのです。 2040年、私はその時、既に「高齢者」の仲間入りをしていますが、皆さんとともに、楽しみながらSIMULATIONおおさか2040」をつくりあげ、「きっと、想像した以上に(騒がしいではなく)輝かしい未来が僕を待ってる♪」を実現したいと思います!

あの日、4人で話し合ったこと。

 キックオフのミーティングは、まずこの資料の読み合わせから始まりました。

今井寛さんによる「SIMULATIONふくおか2030」の制作プロセスの資料。

「何のために、『SIMULATIONおおさか2040』を作るのか」

 まずはこの擦り合わせが大事だと、今村さんに指南を受けていました。

 ※ちなみに、今村寛さんのnoteは行政職員は必読です。自治体財政や自治体経営など、公務員に必要な視点が詰め込まれていますので、ぜひ!

 私たちはたまたま、4人とも個性的なプロフィールと想いを持って集まっており、それは上の自己紹介とメッセージをお伝えしました。

 その日はあーだこーだと話をしながら、

 「大阪市の財政を自分ごとと捉え、中長期的な視点を持って施策や仕事を考えられる職員を育てるのに『SIMULATIONおおさか2040』を使いたい」

 「将来的には市民向けや中高生向けも作り、一緒に大阪市の未来を考えてもらえるツールにしたい」

 「ゲームの制作はコアメンバーでやりながら、『伝道』を意識したい。作る以上は継続してできる人を育て、引き継いでいきたい」

  ……という方向性に、だんだんと固まってきました。

 若い職員の視野が広がり、つながる楽しい(超重要!)学びの場を、そして中堅・ベテラン職員もフラットに関わりたい(=年齢・職位問わずニックネーム呼びで名刺交換もしない関係性)人が「まちの未来」を語り合う場を。

3年前の「SIMULATUONふくおか2030」体験会の一場面。

 まずは5月にイベントをやる前に、コアメンバーを増やしに各自で勧誘することとなりました。

 次回は新たなメンバーも交えてミーティング(+飲み会)をして、進捗をお知らせします!

《担当:てるみん》

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