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私の職場はスウェーデンのケアホーム

私は現在、高齢者が暮らすケアホームで認知症専門の看護師として仕事をしています。

この施設は、認知症専門ケアと高齢者ケアという部署のあるホームです。

認定症の診断のされている高齢者の暮らすのは、1つのフロアにある2ユニットで合計18人です。その他のフロアは慢性疾患などあり自宅で暮らすことが困難になった高齢者です。

入居している人は、市のケアマネジャーのような介護や医療の必要性を査定する職種に、24時間ケアスタッフがいる環境での生活が必要だと判断された人です。

現在は約50名前後の入居者がおり、3人の常勤看護師が日中勤務しており、ケアワーカーは9人の高齢者に対し、朝から夜9時までは2名、深夜の時間は1名で16時から朝7時は、夜間担当の看護師がいくつかの施設を掛け持ちし、医療判断や医療行為が必要な時に電話対応や、高齢者への処置などをします。
 
ここでの私の仕事は、看護ケアプランの作成とそのプランが実行されているかの管理、ケアワーカーの知識、技術教育、医療処置、医師など他の職種との連携です。

大学病院でも看護師の役割は直接的ケアというより、患者さんの情報の収集、ケアの計画と管理が主です。


日本の病院で看護師として勤務をしていた時よりも、自分の見たことでの判断ではなく、誰かの報告でアセスメントを始めることが圧倒的に多いです。そして、そのアセスメントに対して私がすべきこと、ケアワーカーに指示を出すこと、医師に相談することを判断します。
まさに『チームで医療、ケアをする』といった感じです。

よきチームケアには、コミュニケーションはもちろん、信頼関係を日常的に築くこと、スタッフ一人一人の能力を把握しておくことが大事です。

スウェーデンの看護師はスウェーデン人が多いですが、ケアワーカーは外国人も多く世界中の人々と仕事をしています。


職場でスウェーデン文化にふれることはもちろん多いですが、一緒に働く様々な国や文化から来た仲間から、行ったことのない国の話を聞くこともとても楽しいです。

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