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短歌:そこが刺さる

些細でも些末なことも君の目は僕を見ている うん君が好き/銀猫
ささいでもさまつなこともきみのめはぼくをみている うんきみがすき

 この短歌も、うっかりするとストーカーですが、好きな人がいるとついつい見てしまうものです。小さな仕草や表情の変化を見逃さずにいたいと思っても、不思議ではありません。

 この歌が、

些細でも些末なこともの目はを見ている うん君が好き

だとしたら、もろにストーカー短歌になってしまうのですが、わたしが言いたいのはそちらではありません。

 短歌は、読んだ方がどのように読み取ってくださるのかまでが楽しみ、醍醐味だと思うので、詠み手としての意図をくどくど説明しないでおこうと思うのですが、今日の短歌は、

「主体(僕)のどんな些細な部分も君は見ていて気付いてくれる…」

という主旨で作ったつもりです。
あ、くどくど説明していますね。

 自分の思いを短歌に乗せて他人様に飛ばすというのは、なかなか難しい行為です。精進精進。


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