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短歌:満開の桜

膝抱え、腕を広げて伸びをして、花は大の字いまが満開/銀猫
ひざかかえ、うでをひろげてのびをして、はなはだいのじいまがまんかい

 もちろん、当地はまだまだ桜の季節ではないのですが、ネットを見れば桜の花に溢れていて、そろそろ桜歌を出しはじめていいかしら、などと思った訳です。

 この歌は、新聞に連載されている4コマまんが「ねえ、ぴよちゃん」に触発されたものです。

 これは1コマ目です。4コマ目のぴよちゃんの発見は、天才的なのです。

 「桜の花も『大の字』になりたくなるんだよ!」と。これは大発見(笑)

 桜の花は、確かに大の字ですね。

 固い蕾がだんだん緩み、開花して満開になる。そして、春に連れ人間も暗く寒い冬から解放される。そんな様子を詠みたかったのです。

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